日本人は論理的思考が苦手。エンタメから考えるアメリカ人と日本人の国民性と能力の比較

日本人は論理的思考が苦手です。

そのため日本の職場では体育会系的な根性主義や無駄だらけの形式主義などのとんでもない非効率や非合理主義がまかり通っており、それが他の欧米先進諸国ではあり得ない様な労働の現場の際限がないブラック化の温床となっています。

この様な日本人と比較してアメリカ人は非常に論理的かつ合理的です。

旧来的な日本の職場で存在している様な信じられない非効率や非合理主義はアメリカにはありませんし、過酷な激務の労働者はその過酷な労働内容見合うだけの高額な給与や賃金を得ています。

日本のサービス業などで存在する様な薄給激務の異常なブラック企業やブラック労働などは、収益源を確立していない一部のスタートアップ状態のベンチャー企業を除けば、アメリカではほとんど存在しません。

その様なスタートアップのベンチャー企業での労働にしても、軌道に乗り大当たりすれば一攫千金で億万長者ですので、その苦労や労力の投資に見合う以上の十分な見返り得ることの出来る可能性があるわけです。

日本のブラック企業の様な本当にどうしようもなく救いようのない薄給激務の絶望的なブラック企業はアメリカには存在しないということです。

なぜアメリカにはブラック企業が存在しないのか?

なぜアメリカにはブラック企業が存在しないのか?

それは合理的なアメリカ人は薄給激務のブラック企業はすぐに辞めてしまうからです。

日本人の様にブラック企業で我慢して限界を超えて働き続けて、過労死するとか自殺するとかいうことは、合理的な思考のアメリカ人からすると到底信じられないことです。

「働き過ぎて過労死するなんて日本人はクレイジーだ!狂ってる!」

私自身も日本人ですが、日本のブラック企業問題や過労死問題に対するアメリカ人の反応は完全にもっともな正論だと思います。

実はアメリカにも過労死は存在していますが、アメリカの労働社会で過労死などが発生しているのは医師や弁護士などの一部の非常に高給のエリートの職場です。

自殺が最も多い職業は?「医師」アメリカ – マイナビウーマン
https://woman.mynavi.jp/article/141102-128/

カナダの情報サイト「The Richiest」が、アメリカの自殺率トップ10の職業を紹介しています。あなたの職種は、この中に含まれているでしょうか…?!

10位:科学者
常に研究成果や新発見を求めて研究を続ける科学者たちのストレスも相当なもの。研究への助成金が絶たれ、実験用の薬品を飲んで自殺する、という例も。自殺率は平均の1.28倍。

9位:薬剤師
製薬会社による圧力などとも付き合う薬剤師、薬物中毒率も平均より20%も高いとか。自殺率は平均の1.29倍。

8位:農業従事者
米国内で最も給料の低いカテゴリーに入る職業。重労働や低収入のみならず、重機を扱うこの職種では、2012年だけでも216件の労働事故が報告されています。天候にも左右されることが多く、ストレスは相当なもの。

自殺率は平均の1.32倍。

7位:電気技師
給料は悪くない職種ながら、景気に左右される業種でもあります。また、最近の研究では、電磁波に長時間触れることで脳内の化学成分が変わるとの結果もあり、メラトニンの生成に影響を与えることで鬱につながる可能性が。

自殺率は平均の1.36倍。

6位:不動産セールス
ハイリスク・ハイリターンの職種とも言われ、特に2008年のリーマン・ショックの後は不安定な不動産市場によるストレスの大きさは想像に難くないもの。自殺率は平均の1.38倍。さらに興味深いことには、この職種に絡む死亡理由の3分の1は殺人だとか…。

5位:警察官
身体的・肉体的にもストレスの多い警官、ある調査によると、鬱のサインが確認された人の数は他の職種の2倍以上だったとか。6時間以上の睡眠を取れない率も、他の職種の平均の4倍以上とも。特に女性警官と黒人男性警官に多く、それぞれ自殺率は平均の2.03倍、2.55倍。

4位:弁護士
驚くことに、法科の学生の実に40%が、学校を卒業する前に既に鬱を経験しているとのこと。卒業後も、平均より4倍鬱になる確率が高いとされ、自殺率は平均の1.33倍。社会的に問題視される中、多くの州は弁護士に対して精神衛生プログラムの参加を義務付けています。

3位:金融マン
こちらも数字がダイレクトにストレスとなって圧し掛かる職業。2008年のリーマン・ショック後の回復も緩慢な状況の中、自殺率は平均の1.51倍。2014年の第1四半期だけでも既に11人が報告されています。

2位:歯科医
高収入で安定した職に見える歯科医、でも最もストレスの多い職種の一つで、長時間労働かつ自分の医院の収入の安定や成功も保証無し。精神障害を発症する率も高いものの、治療を受ける人も少ないそうで、自殺率は平均の1.67倍。

1位:医師
堂々一位となった医師の自殺率は平均の1.87倍。ストレスの高い仕事による精神障害や鬱にかかっても外聞を恐れて治療を受けない人が多く、結果として自殺につながっているよう。医療従事者として人体を熟知していることから自殺の方法を容易に見つけられるため、との声も。

この様にアメリカにおいて自殺率が高い職業は非常に高給な職業であり、非常に過酷な激務である代わりに一般人とは比較にならないレベルの高収入を得られるというメリットのある職業ばかりです。

その様に明確な見返りやメリットがあるから過酷な激務の職場で働くのであり、日本人の様に大した給与も貰えないのに義務感や責任感から辛い職場でも耐えて働き続けるなどということは、合理的なアメリカ人には到底理解の出来ない習性です。

日本のブラック企業の様に会社に薄給激務でこき使われて自殺するなどということは合理主義的なアメリカではあり得ません。

論理的かつ合理的なアメリカ人はそんなブラック職場は3時間で辞めてしまうからです。

そしてこの様にたとえブラック企業が生まれてもアメリカ人は誰もまともにそんな会社で働こうとしないので、アメリカではブラック企業は従業員を集めることが出来ず、ブラック企業はまともに経営を続けることが出来ません。

そのためアメリカには日本に存在している様などうしようもないブラック企業は存在しないのです。

アメリカと日本の労働環境の違いについては、以下の記事でヨーロッパとの違いを引き合いに出しながら説明しています。

参照:なぜ日本は働きにくい国なのか?アメリカ型とヨーロッパ型の悪い部分を掛けあわせた社会だから

アメリカ人の論理的思考力の高さが伺える映画作品

この様なアメリカ人の論理的思考力の高さは映画作品からも伺い知ることが出来ます。

ハリウッドやディズニーなどのアメリカ映画は日本映画と比べて、論理的なプロットや構成が非常に理路整然としっかりとしているのです。

この非常に論理的でプロットや骨組みの論理構造がしっかりしているというアメリカ映画の特徴は、超常現象や心霊現象などを扱った映画作品においても当てはまります。

心霊現象をテーマとしたハリウッド映画の名作としては1999年に公開された「シックス・センス」 (The Sixth Sense) が挙げられます。

「シックス・センス」をご存知ない方は、以下のプロットとストーリーをお読みください。

シックス・センス – Wikipedia

■概要
死者が見える少年と彼をサポートする小児精神科医の体験する「未知の世界」と2人の交流、そして少年が自分の持っている第六感とどう向き合って生きていくかを描く。

冒頭には、「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」というブルース・ウィリスからの前置きが話題となり、本編もそれを裏切ることのない衝撃を含む内容で、大ヒットした。

■ストーリー
マルコム・クロウは第一線で活躍する小児精神科医。これまで多くの子供を心の病から救ってきたが、あるとき彼の自宅に、10年前の少年期にカウンセリングを施したビンセント・グレイという青年が現れる。マルコムはグレイに「自分を救ってくれなかった」となじられ、銃で撃たれてしまう。その直後、ビンセントが目の前で自殺したことで、マルコムは彼を救えていなかったことを思い知らされる(大量出血したマルコムについて、その後、回復したかのように物語が進行する。実はこのとき、観客には伏せているのだが、死亡し幽霊となって存在することになる)。

それから1年後、自分が幽霊となっていることを自覚していないマルコムは、妻から無視される理由が理解できず、彼の妻との間に隔たりが生まれていると感じていた。妻は別の男とささやかな愛情を育み、それに反して省みられずに苛立つ日々で自信を失ったマルコムは、苦悩と悲しみに暮れる。

そんな中、マルコムは自分の姿を認識することができる少年、コール・シアーと出会う。コールの姿にビンセントを重ねたマルコムは、彼を救うことで、ビンセントを救えなかった自分をも救えるかもしれないと考える。必死になって受け入れて貰おうとするマルコムに、コールはやがて心を開き、隠していた秘密を打ち明ける。コールには死者が見えてしまう「第六感(霊感)」のことで悩み、怯え続けていたのだ。この能力のため、コールは学校中の生徒や教師から「化け物」と異端児扱いされ、事情を知らない母親ともすれ違っていた。当初は幽霊の存在に懐疑的だったマルコムも、やがてコールの言葉を受け入れるようになり、死者がコールの前に現れる理由を共に探り始めるようになる。

その後、とある少女の霊との出会いにより、死者たちが自分たちの満たされぬ思いを癒して欲しいがために自分の前へ姿を現していたことを知ったコールは、自分の特異な能力の意義を理解してついに悩みを克服し、自分の能力のことを母に打ち明ける。

一方、未だ妻のことで悩んでいたマルコムは「妻が寝ているうちに話しかけろ」というコールの助言に基づき、自宅で居眠り中の妻にそっと話しかける。そして妻の漏らした寝言を聞き、ようやく自分自身が既に死んで幽霊となっていることに気づく。全てを悟り心の傷を癒されたマルコムは、苦しみから解き放たれ、天へと召されていくのだった。

心霊現象という反合理主義的なテーマを扱いながらも、ストーリーの構成としては非常にスッキリと論理的に組み上げられた筋書きです。

主人公のマルコムは本人は無自覚ながら実は死んでいる幽霊であるという捻りが利いており、その自分自身が幽霊であるマルコムが、霊感を持つ少年のコールに「自分は幽霊などという非科学的な存在は信じない!」と言い張っているという面白味があるわけです。

このマルコムは実は幽霊であるという伏線は映画のラストまで観客にも伏せられていますが、最後の種明かしの段階で「ああ、そういうことだったのか」と全ての疑問がスッキリと氷塊します。

心霊現象という反合理主義的で非科学的なテーマを扱いながらも、モヤモヤや疑問点などを一切残さずに非常にスッキリとストーリーの構成がまとめられているのです。

さすがロジカルシンキングの国の映画作品です。

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論理的思考が苦手な日本人が作る情緒的で雰囲気重視の日本映画

一方で論理的思考が苦手な日本人が作る日本映画は、非常に情緒的で雰囲気重視です。

その最たるものが2016年に公開された「シン・ゴジラ」ではないでしょうか。

庵野秀明が総監督を務めた「シン・ゴジラ」は、2011年3月11日に発生した東日本大震災後の福島原発事故に対する政府の対応や、それを固唾を飲んで見守る国民の雰囲気を見事に描いた映画作品と言えますが、逆から見れば雰囲気だけの作品という見方も出来ます。

ゴジラの尻尾の中に人が居るという何だかよく分からない不気味で思わせぶりなラストシーンなどは、シックス・センスの全ての謎と伏線が最後に綺麗に氷塊するスッキリとした爽やかなラストとは、まさに対極的なものです。

そしてシン・ゴジラは、その様に311を直接体験した日本人の情緒に訴える雰囲気重視の作品であり、日本人でなければシン・ゴジラの雰囲気や情緒を理解することが出来ないわけです。

そして当然の様に海外ではシン・ゴジラは全く理解されることなく興行的に大爆死します。

海外配給の『シン・ゴジラ』興行収入100万円以下の国も。“なぜ海外で受け入れられなかったのか”理由を考えてみた – ニコニコニュース オリジナル
http://originalnews.nico/16025

海外配給は本当に順調にいって、いろんな国に売れたんですね。「ふたを開ければ、台湾香港といったアジアでまず、不発。」これはもう意外だったですね。台湾アジアは、こういう日本のドメスティックなものも、日本のアイドルもかなり受け入れてくれるから、これいけるだろうとみんな、実は映画関係者だけでなく、僕みたいな門外漢でも、台湾は行けるだろうと思ったら、まずここで、どすべり。

北アメリカでは、大規模でない都市型興業だったら、ランキングで初登場19位、でも翌週から36位、59位と、急降下。最終的に興業も2億1千万程度と話題にすらあがらなかった。

さらにゴジラに馴染みの薄いヨーロッパでは、スペインでなんとか興業にこぎつけたが、なんと91万円、興行収入91万円という残念過ぎる売上。つまりほとんど話題になっていない。だからといって、国内の評価が下がるわけではないが、(ヨーロッパの意見ですね。)「国防を怪獣を使ってでしか、説明できないのは幼稚、など欧米では辛辣な意見も少なくなかっただけに、やはりテーマが受けなかったことは間違いない。」というふうに載っていました。91万円はすごいですね。

「シン・ゴジラ」はこの様に非常に情緒的で雰囲気重視の作品であるために海外では全く受け入れられなかったわけですが、シン・ゴジラがこの様に良い意味でも悪い意味でも非常に情緒的な作品となった要因は、総監督である庵野秀明の存在です。

庵野秀明は非常に重度の少女漫画ヲタクです。中学生の頃から大量の少女漫画を読んで育ったクリエイターです。

シン・ゴジラは表面的には特撮というジャンルでありながらも、庵野秀明の表現手法はまさに少女漫画や主婦向けの昼ドラの表現なのです。

大人気アニメ作品のヱヴァンゲリヲンにしろ、庵野作品の魅力の肝は謎めいた思わせぶりな雰囲気の演出であり、論理ではなく繊細な情感やドロドロとした情念を特撮的な映像を駆使しながら雰囲気で表現すること。

それが表現者・庵野秀明の最大の武器です。

ヱヴァンゲリヲンの場合は「人類の滅亡と再生」「人間の原罪」など、キリスト教やユダヤ教に通じるテーマを情緒的に雰囲気で表現するように作られていましたので、海外でもキリスト教圏などで理解と人気を得ることが出来ました。

しかし、シン・ゴジラの場合は、311という日本人にしか理解の出来ないテーマを情緒的に表現した作品であったために、外国人にとってはポカーンとなるしかなかったわけです。

この様に映画などのエンタメの世界でも、日本人とアメリカ人のそれぞれの国民性や能力の違いがはっきりと表れていることは、非常に興味深く感じられます。

もちろん論理的な能力ではアメリカ人に圧倒的に劣っている日本人も、その代わりに繊細な情感や感覚ではアメリカ人と比較して非常に優れた物を持っています。

日本人の素晴らしさや優位点については以下の記事をお読みください。

参照:技術面で世界に後れを取る日本。しかし技術が臨界を迎えると日本人の繊細な情感が世界を制する

以上、「日本人は論理的思考が苦手。エンタメから考えるアメリカ人と日本人の国民性と能力の比較」の記事でした。

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