未経験者がIT業界やIT企業に転職することも可能。ただしブラックIT企業のリスクに注意

近年のIT業界は慢性的な人手不足の売り手市場であり、IT企業での職歴や専門スキルが無い方やIT関連での仕事が未経験の方もIT業界への転職は可能です。

しかし、特にIT業界では専門的なスキルや職歴・実務経験などを持たない業界未経験者の場合、離職率の高いブラックIT企業で最底辺のIT土方として酷使され、低賃金の長時間労働という奴隷の様な待遇で労働搾取の被害者となってしまうリスクが高いですので、十分に注意をしなければなりません。

IT業界にはブラック企業が蔓延していることは事実

IT業界やWEB業界にはブラック企業が蔓延していることは事実です。

特にプログラムなどの高度な専門スキルや技術を持たない方の場合、月間300時間労働で月収20万円などの薄給激務のブラック待遇も当たり前なのがIT業界やWEB業界の現実です。

しかもIT企業の場合はホワイト企業とブラック企業の格差が激しく、それぞれの会社や職場によって労働状況の違いが非常に大きい為に、大手の大企業であればまともな待遇や労働環境のホワイト企業で安心出来るという訳ではありません。

2006年に100時間以上に及ぶ時間外労働などの長時間労働と過労を原因とする鬱病治療薬の過量服用による急性薬物中毒での死亡者を出し、2012年にはブラック企業大賞にノミネートされた富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL)などのように、名前の知られる大手IT企業や大手IT企業の系列企業であっても、とんでもない労働環境のブラック企業であるという場合が決して少なくありません。

富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ – Wikipedia

株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ (ふじつうソーシアルサイエンスラボラトリ、FUJITSU SOCIAL SCIENCE LABORATORY LIMITED )は、ソフトウェア開発、システム構築などを行う富士通の連結子会社(完全子会社)。

■従業員の過労死

2002年4月同社入社の男性従業員が、2006年1月26日医師より処方された薬を過量に服用し死亡した。この男性はシステム開発に従事していたが、何らかのストレスにより、遅くとも2003年9月下旬ころまでに精神障害を発症していた(あくまで予測である)。休職と復職を繰り返したが、その時点での退職を選ばず、本人が復職を選択し、精神障害から回復することなく死亡に至った。

■死亡した従業員の労働状況

  • 月当たり100時間以上に達する時間外労働とその連続。徹夜作業や休日出勤。
  • プロジェクトに増員無し。
  • 仮眠用の十分な設備がなく作業場所での疲労回復が困難。
  • 狭い1人当たりの作業スペース。従業員数が多く恒常的に二酸化炭素量が基準値を超過。
  • ミスが許されず神経を使う作業。反面比較的単純作業の繰り返し。達成感や満足感の不足。

以下はかつて富士通でソフト開発職として働いていた富士通社員のエンジニアの方のブログ記事です。

院卒で富士通に入社後、富士通の「山奥の工場」(沼津工場)に配属され「毎日2時までコードを書き、帰宅し、朝8時には会社にいてコード書いてました。」という過酷な生活を送り、月の残業は130時間弱、半年で600時間の残業という過酷な業務を経験した実体験となっています。

富士通に入社して10年が経った – blog
http://tnaoto.hatenablog.com/entry/2016/04/14/225223

■富士通の職種
よくSIerがーとか言われる業界ですが、富士通の職種はいろいろあります 。

特に大きな違いは、SE職と開発職の違いです。 ハード系開発職は、それだけで判別出来ますが、ソフト系開発職とSE職の違いを知らない方が多いかと思います。

SE職の中もいろいろありますがここは割愛します。就活する中で聞いてみてください 。

さて、今回いろいろ言われているのはこの「ソフト開発職」です。

僕の世代で、500人の同期の中、ソフト開発職はだいたい40人くらいでした。

「ソフト開発職」というのは、主にミドルウェアの開発を行っていて アプリケーションサーバやデータベース、運用管理ソフトを作っていたりします。 これらのミドルウェアの上にSEがフレームワークを作ったり、アプリケーションを乗せたりしています。 ソフト開発職のお客様はSEであって、実際の顧客に会うことはほぼありません。 会うことがあるとすれば、大きな障害が出て謝りに行くことが多いような気がします。

(中略)

C言語の経験(大学の実験程度)があるからと、コマンドを作る担当になりました(プロジェクトは5人くらい)。

しかし、2年目が若造が出来ることなんてごく僅かで、どうやっても作りきれる気はしませんでした。

どうやっても作れないので、僕は正直に無理です。と報告していましたが、

当時の上司は、

「お前しか出来るやつがいないから仕方ない。残業時間が100時間超えてしまうのは仕方ない(月上限が100時間、それを越える場合には3ヶ月で300時間という規定があった)。 上には説明しておくからどうにかやれ」

という指示でした。

気がつけば、表示上の月残業は130時間弱、半年で600時間の残業をしていました(当時の上限は年間900時間まで)。

毎日2時までコードを書き、帰宅し、朝8時には会社にいてコード書いてました。

一ヶ月半で8000行くらいのCのコードを書きましたが、全部覚えてしまっていました。 また、1つのコードで、windows,Linux(x86,x64,IA64),Solarisに対応するように書かなければならず、 mallocやmemsetの境界値でよく泣かされていました。

もちろん書いたコードに対してテスト等や結合をするので、半年以上時間がかかっています。

夢の中でコードを書き、visual studioでステップ実行デバックするデジャブもありました。

このケースでは大企業の本社ですので残業代についてはしっかりと支払われ、労働量に見合う十分な給与は得られたようですが、「IT業界では大手企業であっても想像を絶する長時間労働などのブラック労働が当たり前に存在する」ということの実例と言えます。

全てのIT企業がブラック企業であるという訳ではない

異業種からIT業界への転職を検討されている方を脅かす様な内容を書いてしまいましたが、しかし一方の現実として、全てのIT企業がブラック企業であるという訳ではありません。

大手ではなく中小企業や零細企業であっても、高い収益性に裏打ちされたホワイト企業であるというケースも多く存在します。

私自身が勤務する地方の零細IT企業もその様なホワイト企業の一つです。そして現在は一般的なサラリーマンよりも遥かにホワイトな労働環境で働くことが出来ています。

参考:なぜIT業界はブラックなのか。ホワイトIT零細企業に勤める正社員から見た所感

IT業界の企業はその企業や職場によって労働状況や待遇なども同じ業界とは思えないほど違いが大きく、ホワイト企業とブラック企業の格差が激しいため、転職の際の転職先選びが非常に重要になります。

そして、異業種からIT業界に転職して後悔しないためには、いかにしっかりと志望先の企業の情報を集めるかが最も重要ですので、企業が公開している表面的な求人情報だけでなく、しっかりと口コミや内部情報もチェックして転職先を吟味して下さい。

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ただし、会社によって待遇差の激しいIT業界やIT企業にはとんでもないブラック企業も多いのですので、ブラックな仕事の求人に引っかかってしまわないように、口コミの投稿から会社の内部事情や社員の満足度といった実態を知ることの出来る転職情報サイト「キャリコネ」もリクナビNEXTと併せて利用することをお勧めします。

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以上「未経験者がIT業界やIT企業に転職することも可能。ただしブラックIT企業のリスクに注意」の記事でした。

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