なぜ2001年公開のm-floの「come again」は15年経った現在でも全く古びないのか

なぜ2001年に公開されたm-flo(エム・フロウ)のシングル曲「come again」(カム・アゲイン)は15年経った2017年現在でも全く古びないのか。

2017年12月15日にMCのVERBALとDJの☆Takuで構成される音楽グループm-floへの15年ぶりのボーカル担当LISA(リサ)の復帰が発表されたことを記念して、その理由を考察したいと思います。

まずは2017年現在でも全く色褪せないJ-POP界のオーパーツとも言うべき16年前のシングル曲「come again」のMVを以下のYouTubeで視聴してみてください。

いかがだったでしょうか?

15年以上昔の曲なのに古臭さとか皆無!今の日本の邦楽なんかよりよっぽどクールでイカしてませんか?二つ折りですらない携帯電話以外は今から15年前以上昔に発表された曲とは思えないほどのクオリティですよね?

「歌える雅子様」ことボーカルのリサのリズミカルかつ透明感溢れる歌声が最高です。

え?ラップが邪魔?男のラップ要らない?ラップがオシャレな曲をぶち壊しにしてる?

お前らそんなにラップ担当のVERBALさんが嫌いか!

VERBALさんが在日韓国人(在日韓国人3世)だからってそんな言い方はあんまりだ!

この癖のあるラップが逆に妙に中毒性があっていいんです。

ユーチューブのコメント欄でもVERBALのラップ部分は「邪魔」とか「要らない」とか「台無しにしてる」「ダサい」とかボロクソに言われまくってますが、逆に私はcome againにはこのラップがないと物足りないですね。

ちなみに「金曜日のスカラに君を忘れに 踊り明かすよ」という歌詞に出て来る「スカラ」とは、1990年頃まで渋谷に実際にあったサーファーディスコ風のクラブ「LA SCALA」(※参考)のことで、ナンパの聖地と呼ばれていたようです。

某RPGの防御力を2倍にする呪文とは一切関係ありませんのでご注意ください。

2000年代に未来的で先進的な楽曲を作り続けたm-flo

come againを生み出したm-floは1998年に結成され1999年にメジャーデビューした2000年代に未来的で先進的な楽曲を作り続けた音楽グループです。

m-flo – Wikipedia

m-flo(エム-フロウ)は、MCのVERBALとDJの☆Takuで構成される、日本の音楽グループ、プロデュースユニット。

エージェントはARTIMAGE。rhythm zoneから、これまでに6枚のオリジナルアルバム、5枚のリミックスアルバム、3枚のベスト・アルバム、6枚の企画アルバムを発売している。

■メンバー

・VERBAL(バーバル)
本名:柳榮起(リュウ・ヨンギ、류영기/유영기)。1975年8月21日生まれ。東京都出身の在日韓国人3世。ラップ、リリック等を担当。セント・メリーズ・インターナショナル・スクール出身。血液型B型。日本語、英語のバイリンガル。既婚者。

・☆Taku(タク)
本名:高橋拓(たかはし たく)。1974年3月29日生まれ。神奈川県横浜市出身。血液型A型。トラックメイキングを担当。一部楽曲ではラップ(「gET oN!」、「The Rhyme Brokers」など)やボーカル(「I WANNA BE DOWN」、「Love Long and Prosper」など)も担当。別名:Startak。既婚者。

・LISA(リサ)
本名:エリザベス・サクラ・成田。1974年10月26日生まれ。ボーカル担当。東京都出身。血液型O型。日本人とコロンビア人のハーフ。日本語、英語、西語のトリリンガル。

VERBALと☆Takuの通っていたセント・メリーズ・インターナショナル・スクールの近くにある清泉インターナショナルスクールに在籍していたが、後にアメリカンスクール・イン・ジャパンに転校。VERBALは中学の頃にはLISAを知っていたが、顔見知りになったのは高校になってからであるという。

2002年4月にソロ活動に専念するために脱退した。

ラップ担当が在日朝鮮人でボーカルが日本人とコロンビア人のハーフ。J-POPグループでありながら三人のメンバーのうち二人がバイリンガルというメンバー構成からして非常に国際的なユニットです。

こんな国際色豊かなユニットだからこそcome againの様な先進的で未来的な音楽を制作することができたという要因もあるでしょう。

m-flo最大のヒット曲であり代表曲であるcome again

そしてこの国際色豊かなバイリンガル音楽ユニットm-flo最大のヒット曲であり代表曲であるのが、J-POP界のオーパーツであるcome againです。

come again – Wikipedia

『come again』(カム・アゲイン)は、日本の音楽グループm-floの12枚目のシングル。2001年1月17日発売。

■解説

  • 現在までのm-flo最大のヒット曲でもあり代表曲でもある。☆Takuは、「日本の歌謡曲の方程式を無視してつくった曲です」(公式ホームページ)とコメントしており、当時UKのクラブミュージックとして流行していた2ステップを基調としている。この曲のヒットにより、m-floは一般のリスナーにも広く認知された。松任谷正隆も、この曲を聴いてコード進行に驚いた、と語っていた。
  • カネボウ化粧品「テスティモ」CMソング。
  • PVに出演しているのは内藤陽子(現在は芸能界を引退)。
  • 歌詞は、約束を守らなかったり、自分を愛していない恋人に愛想を尽かし、新しい出会いを求めディスコで踊り尽くす、といった内容。歌詞中の「スカラ」は当時渋谷に実在したクラブを指す。
  • 2001年のFMフェスティバルでは、この曲のボーカルを後にlovesシリーズでコラボレートすることとなるCrystal Kayと共に歌唱している。
  • 2015年現在、読売ジャイアンツの寺内崇幸の登場曲となっている。

■収録曲

  1. come again > Original
  2. come again > Yukihiro Fukutomi remix
  3. come again > Jark Prongo remix
  4. come again > Instrumental

■カバー
つじあやの(2008年、アルバム『COVER GIRL2』)
青山テルマ(2009年、アルバム『m-flo TRIBUTE ~maison de m-flo~』)
MAA(2011年、アルバム『m-flo TRIBUTE ~stitch the future and past~』)
Beat Buddy Boi (2015年、アルバム『JUCIE BOX』)
Jamflavor (2016年、ミニアルバム『What’s Jam?』)

「日本の歌謡曲の方程式を無視してつくった曲です」(☆Taku談)という未来的で斬新な2ステップ基調のcome againは、2,000年代のJ-POP界の名曲として青山テルマやJamflavorなど多くの歌手やアーティストによってカバーされています。

在日VERBALラップが不評で嫌われ過ぎ問題
でも個人的には断然VERBALラップ派

オリジナルの発表から15年後の2016年にリリースされたJamflavorバージョンのカバーでは、VERBALの男性ラップ部分が大幅に変えられています。

確かにこちらのバージョンの綺麗な歌声の男性ラップの方が曲への馴染みは自然でいいですが、個人的にはどうも何かが物足りないんですよね。

Jamflavor(ジャムフレーバー)は関西を中心に活動を展開するHODAKA(ホダカ)とMA’LIL(マリル)の男女二人組のシンガーソングライターユニットです。

綺麗な歌声のラップ担当の男性はHODAKAです。

個人的には何か引っかかりが弱いというか…癖の強いだみ声のVERBALラップのあるオリジナルバージョンの方が妙な中毒性を感じます。

実際に在日韓国人なのはVERBALさんの方ですが、カバー版のHODAKAの綺麗なラップはK-POPにありがちなテイストになってしまった感じです。

JamflavorバージョンのYouTubeコメントでは以下の様にまるでVERBALさんのラップが邪魔だったみたいな酷い意見が大量に書き込まれていますが、私は断然にオリジナルのVERBALラップ派ですね。

  • ラップは簡潔になってて現代の人には聞きやすくなったのかなと思う
  • ホントそれ!癖がないし、ラップの部分も自然になっていていいよね。聴きやすくなってるよ^_^
  • ラップが明らか本家よりすき(笑)本家のなんか、、、別の曲のラップくっつけたみたいなあの感じいらんなーって思ってたから、、これは一曲になってる!
  • ラップ聴きやすい?!全体的に綺麗な感じ!
  • 何だこれ!!!!!very good!本家越した!!リズムと柔軟さが。カバーじゃなくリメイクだね。特に男のRAPERがうまいし、歌声がいい。

本家のVERBALラップはこんな感じでボロクソに言われまくっています。

まるで当てつけの様にリメイク版でボロクソに言われまくるVERBALさん。

VERBALラップは特に女受け(スイーツ受け)が最悪の印象です。女性に嫌われまくっているのはこのブログと一緒ですね。

come againは10年後の未来をイメージし制作された曲

「come again」が収録された2001年3月28日発売のアルバム「EXPO EXPO」は2012年のバーチャル万博を舞台としており、2001年当時から10年後の未来をイメージして制作された楽曲です。

EXPO EXPO – Wikipedia

『EXPO EXPO』(エキスポ・エキスポ) は、日本の音楽グループであるm-floによる2ndアルバム。2001年3月発売。

2012年のバーチャル万博という設定である。 COLDFEETのLori Fineや、ナレーターの服部まこらがInterludeで参加。

初回限定でスクリーンセーバーなどの特典が付属。Mac OS版が動かずにアップデータが配布された。

正門 (Interlude) で日本語で話すニュースキャスターが最後にグローバルアストロライナー号がハイジャックされた事件『The Replacement Percussionists』に言及していることから、LISAが脱退するまでのm-floのアルバムはすべてストーリーがつながっている事がわかる。

10年後の未来をイメージして作られた楽曲が、実際に15年以上の時間が経過した現在において色褪せないものとして聴かれているのですから素晴らしいですね。

なぜ2001年に公開されたcome againは15年経った2017年現在でも全く古びないのか。

元も子もない結論ですが、最初からそういう風になる様に未来を意識して作られた曲だからと言えるでしょう。

未来予測を主要テーマとするこのブログでも10年後に記事を読み返して恥ずかしいことにならないようにm-floのセンスの古びなさは見習いたいところです。

come againが15年後の現在でも全く色褪せない理由

とは言っても、こんな「未来を意識して作られた曲だから」という元も子もない結論で記事タイトルの「なぜ古びないのか」という考察を終わってしまうとあんまりですから、m-floの「come again」が発表当時から15年以上経った現在でも全く色褪せない良さを持つ理由を色々と考えてみました。

「日本の音楽が退化しているから」という意見には同意できない

「come again」のYouTubeコメントでは「日本の音楽が退化しているから」「今のJ-POPが糞だから」「日本の音楽はアイドルのせいで低レベル化しているから」みたいな意見も非常に多いですが、そういう老害的な結論付けは単なる思考停止だと思う訳です。

2,000年前後でも「あみ~ゴ」こと鈴木亜美など現在では全く聴くに堪えないアイドルシンガーのCDもシングル「BE TOGETHER 」は80万枚の販売、アルバム「SA」は累計出荷枚数250万枚、アルバム「infinity eighteen vol.1」もミリオンセラー達成など大人気で非常に売れていた訳で、簡単に当時の方が現在よりも音楽レベルが高いと言える訳ではありません。

また、2,000年前後では「あゆ」こと浜崎あゆみなども当時の時代の雰囲気や若者(特にギャルや若い女性)の心を掴み大人気のアーティストでしたが、現在では浜崎あゆみの曲や歌はオワコンで痛いという扱いをされてしまっている訳です。

私は個人的には全盛期の浜崎あゆみの曲は今でも好きですし、現在のコメディアンとなった浜崎あゆみの「ローリン音頭」も大好きですが。

その中で15年後の現在でも全く色合わせないクールなオシャレさを感じさせるm-floの「come again」は、やはり2000年代初期という商業的黄金期にあった当時のJ-POPの中でも異色の作品と言えます。

美しいメロディーにえぐい歌詞や世界観を乗せる斬新さ

私が改めて「come again」を聴き込んで感じるのは、透明感ある美しいメロディーにえぐい歌詞や世界観を乗せる斬新さです。

「come again」のストーリーを簡単に要約すれば、「好きな男に相手されないヤリマン女がクラブにハマって乱交シャブセックスしまくっている」というお下劣なものです。

クスリをキメてのシャブセックスであることを示す歌詞は曲中にはありませんが、「朝までまわし続けて」とある様にクラブで乱交するほどのヤリマン女ですから間違いなくシャブとか違法薬物くらい平気で使用してるはずです。

そしてこの様なお下劣でエグい歌詞をだみ声の男性ラッパーのVERBALではなく、透明感溢れる美しい歌声の女性パートのLISAに言わせてしまう訳です。

「好きな男に相手されないヤリマン女がクラブにハマって乱交シャブセックスしまくっている」という下劣で醜い状況や情景を、音楽と歌声と詩の表現によって究極的に美化しまくるという世界観の斬新さ。

これこそが「come again」の色褪せなさの最大の理由だと感じるのです。

もちろん2ステップの美しい旋律や透明感溢れる歌声や美しい詩の表現のクオリティの高さがあってこそ可能な情景の美化なわけですが、そのハイクオリティを「好きな男に相手されないヤリマン女がクラブにハマって乱交シャブセックスしまくっている」という状況を美化する為にフル活用しているというのが、15年後の現在でも非常に斬新で新鮮な世界観や雰囲気となっています。

やはりcome againはVERBALのラップがあってこそ

重度のスイーツ脳の女性には理解出来ないのかもしれませんが、この様に曲の世界観を考えていきますと、やはりラップパートはだみ声でダーティーな雰囲気なVERBALだからこそ、本来の曲の世界観や雰囲気と合っていると言えるはずです。

私もやっぱり断然オリジナル派で、男性ラップまでも変に美化されたカバーバージョンよりも、汚いだみ声のVERBALラップで曲にメリハリを付けたオリジナル版に中毒性を感じて何度も何度も繰り返し聴いてしまいますね。

VERBALラップ部分がYouTubeのコメント欄など各所で「邪魔者」という感じで余りにも酷評されボロクソに言われ過ぎて可哀想そうな状況ですが、VERBALラップ嫌いやVERBALラップ否定派は絶対に

  • 焼き魚の皮は絶対に食べないタイプ
  • 酢豚には絶対にパイナップルを入れない派
  • ブドウは種無しの品種しか買わない派
  • 釜飯屋でご飯におこげが入っていると店員にクレームをつけるタイプ
  • 子供時代はハヤシライスからグリーンピースを1つ1つ取り除いて食べていたタイプ

という気がします。

異質な物の組み合わせに嫌悪感を感じる潔癖症的な方にVERBALラップは不評なのです。

私は逆に異質な物の組み合わせや取り合わせに面白味を感じるタイプですので、やはりm-floの「come again」もVERBALラップがあるバージョンが好きです。

ちなみに魚の皮まで必ず食べるタイプですし、酢豚にはパイナップルを入れる派で、釜飯のおこげも大好きです。種ありブドウもグリーンピースも好きです。

VERBALラップを嫌うスイーツ脳の女性は、もっと異物に対する許容性や寛容性を持つべきだと思います。

以上、「なぜ2001年公開のm-floの「come again」は15年経った現在でも全く古びないのか」の記事でした。

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