日本の人口密度はアメリカの約10倍で世界最悪レベルの住環境。世界基準で見れば地方も過疎化するくらいで丁度いい

日本の人口密度はアメリカの約10倍、フランスの約3倍の異常な過密状態です。

特に首都圏の都市部は、ウサギ小屋に放り込まれた様に集合住宅の狭いスペースに大量の住民が居住する異常な過密状態であり、日本の住環境の劣悪さは世界の先進国の中でも最悪レベルです。

しかし30年後には日本にあっても地方はフランスと同等の適正な人口密度と住環境になり、ゆったりと人が住み人間らしく生活することが可能になります。

視野を広げて世界基準で見れば地方も今よりも過疎化するくらいで丁度いいのです。

日本の国土の世界的にも異常な人口過密状態

日本の国土はその人口に比較して非常に可住地面積が狭く、特に首都圏などの都市部は世界的にも異常な人口過密状態です。

日本の人口密度は335.95人/平方キロメートル。世界190ヶ国の中で第25位です。

世界の人口密度ランキング – 世界経済のネタ帳
http://ecodb.net/ranking/imf_area_lp.html

日本よりも人口密度が上位の国々は大半が非常に規模の小さな都市国家や小国であり、人口密度が日本よりも上位の国々の中で人口が2,000万人以上に達しているのは、8位のバングラデシュ(人口約1億6,000万人)、9位の台湾(人口約2,300万人)、13位の韓国(人口約5,000万人)、19位のインド(人口約13億人)、23位のフィリピン(人口約1億人)と言った後進国や発展途上国を中心としたアジアの国々のみです。

欧米における人口5,000万人以上の主要先進国の人口密度を見ると

  • アメリカ(人口約3億3,000万人):32.88人/平方キロメートル
  • フランス(人口約6,500万人):117.14人/平方キロメートル
  • イギリス(人口約6,300万人):269.48人/平方キロメートル
  • ドイツ(人口約8,000万人):231.06人/平方キロメートル
  • イタリア(人口約6,000万人):201.32人/平方キロメートル

などいずれも日本よりも遥かに低い水準であり、人が非常に多い国というイメージである人口約14億人の中国ですら人口密度では144.08人/平方キロメートルと日本の半分以下の人口密集度です。

さらに日本の人口過密問題を深刻化させているのが、山岳や森林の多さを原因とする国土における可住地面積の比率の低さです。

日本の国土は可住地面積比率が30%台前半と欧米の主要先進国に比べて非常に可住地面積が狭く、限られた平野の居住地に多くの居住者がひしめきあっています。

国土に占める可住地面積の割合比較 – 横浜市HP「よこはま土地白書」
http://www.city.yokohama.lg.jp/toshi/kikaku/chika/tochi-info/pdf/1a-1-1.pdf

■可住地面積/国土面積

日本 33.6%
韓国 36.7%
アメリカ合 75.3%
英国 88.4%
ドイツ 69.3%
フランス 72.1%

この様に統計データを見ることで、1億2,700万人という膨大な人口を抱える先進国でありながら、狭い国土に無理矢理に押し込まれた後進国同然の日本の異常な人口過密状態が浮かび上がってきます。

部屋の狭さに外国人がショックを受ける日本の住環境

この様な国土の異常な人口過密状態により、日本の住環境、特に首都圏の都市部における住環境の劣悪さは世界の先進国の中でも最悪レベルであり、海外から日本へ訪れて長期滞在する外国人の大半は住居と部屋の狭さに大きなショックを受けます。

外国人100人に聞いた、日本の住宅で「変だ!」と思ったところは? – SUUMOなんでもランキング
http://suumo.jp/article/nandemorank/rank/mansion/3199/

■日本住宅の「部屋の狭さ」に多くの人が驚いている!

日本人が海外で「変だ」と感じることがあるように、日本人にとって普通な生活の一コマも、外国から来た人々にとってはカルチャーショックなこともあるようです。

今回は日本の住宅で「変だ」と思ったことランキング。1位は「部屋の狭さ」。狭さとともに、天井の低さも気になる人が多数。逆に部屋は狭いけれど、便利な家具も多いという声も。

2位は「トイレ」。トイレに関しては、その性能の高さに驚いているよう。日本の便座の温かさや音消し機能は確かに他国にはない技術ですよね。5位は「部屋の寒さ」。床暖房や壁の断熱性能が低いことに驚いているようです。

(中略)

■「部屋が狭すぎてベッドしかない」「トイレが便利すぎ」「壁が薄すぎ」「部屋が寒い」などの声

  • 部屋は狭すぎるからベッドだけになってしまう。ソファも入れられないので、友達は私の部屋に来たときに座る場所がなく、地べたに座る。(アメリカ)
  • アパートの部屋が狭いこと。中国にはワンルームなどはあまりないです。とくにトイレが狭くて驚きました。(中国)
  • 壁が薄くて、となりの人のしていることがすべて聞こえてしまう。(韓国)
  • 韓国では床暖房が普通です。しかし、日本はエアコンだけで暖かくしようとするから、冬はとても寒い。(韓国)
  • 和室は引き戸なので、寝室でも鍵がなくてびっくりしました。ベトナムではどんな部屋でも鍵があります。(ベトナム)
  • いちばん驚いたのは家の中の冬の寒さ、夏の暑さ。日本の家は断熱が少ないと思う。(スペイン)
  • 日本の住宅で変だと思ったことは、家に鎧戸がないということです。鎧戸がないと夏は冷房が必要で、夜明けになると、寝にくく感じます。(フランス)

アメリカ人やヨーロッパ人だけでなく人口の多い中国人ですらも「アパートの部屋が狭いこと。中国にはワンルームなどはあまりないです。とくにトイレが狭くて驚きました。」と衝撃を受けるほどの豚小屋並の劣悪な住環境となっているのが、東京など日本の首都圏の大都市部における住宅事情なのです。

世界基準で見れば地方も過疎化するくらいで丁度いい

この様な状況で首都圏の都市部に住む多くの日本人は豚小屋か家畜小屋並の異常な人口密集状態を当たり前と思っていますが、しかし世界基準で見れば実際は過疎化を危惧される地方や農村部の人口密度こそが正常であり、むしろ東京や首都圏の人口密集が異常過ぎるのです。

日本で最も人口密度の低い北の最果ての地である北海道で人口密度は67.85人/平方キロメートル。これはアメリカ合衆国の人口密度である32.88人/平方キロメートルの倍以上の水準です。

深刻な過疎問題に悩まされる東北の過疎地域というイメージのある青森県で人口密度は132.54人/平方キロメートル。

これはフランス全土の人口密度である117.14人/平方キロメートルよりも高い数値です。

さらに日本の国土は平野部の多いフランスとは違い可住地面積の割合が30%台前半と非常に低いですので、実際の人口密集度合は青森県の方がフランスよりも遥かに高くになります。

人口密度が231.06人/平方キロメートルのドイツで、首都圏の人間から人の少ないド田舎というイメージで見られている人口密度226.03人/平方キロメートルの山口県を辛うじて上回るというレベルです。

日本人が「日本の地方の過疎化は深刻だ!もう駄目だ!」とか大騒ぎして心配しているのは、例えるなら体重287kgの小錦が体重140kgマツコ・デラックスに向かって「お前は俺の半分しか体重が無いのか!痩せすぎだろ!」と心配する様なものです。

地方の過疎化を深刻な顔で議論している日本人を、アメリカ人やフランス人は「こいつら何大騒ぎして心配してるんだ」と冷ややかに見ていることでしょう。

はっきりと言ってしまえば、異常な人口過密国家である日本で過疎化問題などを大真面目に議論すること自体が下らなくて馬鹿らしい。

視野を広げて世界基準で見れば地方も現在よりさらに過疎化するくらいで丁度いいのです。

特に東京や首都圏に住む日本人は余りにも異常な過密状態で暮らしているために頭がおかしくなってしまっていますので、地方の過疎化を心配する前に自分の頭を心配した方がいいと思います。

しかし、過疎化と限界集落の問題はまた別問題

この様に日本の地方の過疎化などは笑い飛ばせる程度の下らない問題です。過疎化などを真剣に議論することが本当にバカバカしい。過疎化を議論している日本人は世界の笑い者です。

しかし限界集落の問題は過疎化とはまた別問題です。

そして限界集落が発生した原因は過疎化ではなく、むしろその本質的な要因は元を辿れば日本の異常な人口密集にあるのです。

現在の日本は工業化を経て第三次産業を主産業とする先進国となりましたが、かつて江戸時代の日本は農業を行う百姓が国民の圧倒的大多数を占める農民の国でした。

そして以下の産業別就労人口の割合にグラフを見れば分かる様に、日本の国民の半数以上が農業や漁業などの第一次産業に従事していた時代は戦後まもなく1950年まで続きます。

地域社会の変遷と社会保障を取り巻く状況の変化 – 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/05/dl/1-1a.pdf

山岳地や山林に囲まれ国土面積に占める可住地面積の割合が33.6%と著しく低い日本の国土。

そして田や畑を耕し農業などを行う農民が国民の半数を占める状態。

この様な状況が一体どの様な結果をもたらすか、それは火を見るより明らかです。

狭い平地で人口が増加するにつれ深刻な農地不足へと陥り、あぶれた人々は農地を求めて人里離れた山奥を開拓していく。

それが、日本ではどうしようもない様な山奥の僻地に村や集落が発生してしまった原因です。

そして日本の主産業が第一次産業から第二次産業、第三次産業へと移るにつれ、余りにも交通の便が悪く生活する上で不自由過ぎる山奥の僻地の村や集落からは人が離れて行く。

そしてその様な産業構造の変化に伴い都市部へと移住する人々に取り残された村落が限界集落となった訳です。

生活するのに余りにも不自由過ぎる場所から人が居なくなることは、地方の人口減少とかに関係なく当たり前の現象です。

たとえ島根県の人口を現在の三倍に増やしたとしても、島根県の山奥の僻地にある村などは極一部のアウトドア派の物好きな人間以外はほとんど誰も住みたがらず、結局現状と同様に限界集落になっていたことでしょう。

余りにも交通の便が悪い山奥の僻地にあり、人が住むのには不適格な場所だから誰も人が住まなくなる。

至極当たり前の理屈です。

これは地方の人口減少とか過疎化とはまた別問題であり、元はと言えば、日本の平野部における異常な人口密集状態と農地不足が引き起こした現象です。

インフラ維持などの効率化を考えれば、その様な生活に不適格な山奥の集落は住人を強制移住をさせて破棄するという判断が妥当でしょう。

その様な土地には、アウトドアマニアの異常な物好きの方だけが、誰にも頼らず電気も自家発電とかして頑張って暮らせばいいのです。国で限界集落の面倒を見る必要はありません。

また自治体のレベルでも、夕張市などの山奥の市町村は併合して、日本の自治体は現在の3分の1程度の自治体数へとスリム化することが妥当です。

わざわざ私が言うまでもなく、現在の日本は市町村の大合併が現在進行形で盛んに行われており、おそらく今後30年間で必然的にその様な状態になっていくはずです。

地方に住む日本人は、アメリカ人やフランス人の様に広々とした土地にゆったりとした居住スペースを構えて住むことが出来るようになる。素晴らしいことです。

豚小屋の様に過密した首都圏の都市部と比べて、地方都市はパラダイスとなるでしょう。

首都圏や東京と地方の未来については以下の関連記事もお読み下さい。

参考:貧困化が急速に進む絶望都市・東京と新富裕層が台頭する地方。東京がスラムと化す恐ろしい未来

以上、「日本の人口密度はアメリカの約10倍で世界最悪レベルの住環境。世界基準で見れば地方も過疎化するくらいで丁度いい」の記事でした。

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