アリとキリギリスという社畜洗脳寓話。アリはロボットとAIに仕事を奪われます

「アリとキリギリス」という物語は労働者を社畜洗脳する為に都合よく利用されている寓話です。しかし、ただ盲目的にアリの様に働くだけの労働者は、近い将来ロボットとAI(人工知能)に仕事を奪われ路頭に迷います。

イソップ物語の寓話である「アリとキリギリス」

「アリとキリギリス」は古代ギリシアの寓話作家であるアイソーポス(イソップ)が作った寓話を集めたとされる寓話集「イソップ物語」に編纂された寓話の一つです。一般的には以下の様なあらすじと教訓で知られています。

アリとキリギリスのあらすじ

夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとするが、アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒否し、キリギリスは飢え死んでしまう。

アリとキリギリス – Wikipedia

アリとキリギリスの教訓

キリギリスのように将来の危機への備えを怠ると、その将来が訪れた時に非常に困ることになるので、アリのように将来の危機の事を常に考え、行動し、準備をしておくのが良いということである。

アリとキリギリス – Wikipedia

昭和的な価値観でアリとキリギリスの寓話を語ると

以上の様なアリとキリギリスの寓話ですが、これが昭和的な価値観と思考の枠組みで語られてしまうと、「だからキリギリスの様に将来困らないように、遊んでいないで一生懸命に勉強して大学に入って、銀行の様な真面目でちゃんとした会社に正社員で勤めて、アリさんの様にコツコツと働かないといけないんだよ」というお説教の話になってしまう訳です。

この様な社畜至上主義的な考え方は、年功序列や終身雇用や年金制度などが絶対的なものとして機能していた昭和の時代までは確かに正論でしたが、これを大人になった頃には昭和の価値観が崩壊している今の時代の子供が鵜呑みにしてしまったら、その将来はお先真っ暗です。

AIの発達と普及により、かつては安定と将来安泰の象徴の様な存在であった銀行員すら、今やその将来を見通せばまさに風前の灯火の状態なのです。

AI導入によって間もなく訪れる銀行員の大リストラ時代

かつては安定と将来安泰の象徴の様な存在であった銀行員達を未来を絶望の底に叩き落す様に訪れようとしているのが、フィンテック(フィナンシャル・テクノロジー)などのAI導入によって間もなく到来する銀行員の大リストラ時代です。

ついにメガバンクに「大失職時代」がやってきた! – 週刊現代
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52015

銀行員の仕事が激変している。これまで人の手によって行われてきた仕事が、コンピュータに取って代わられていく。

今後、銀行の業務に導入されていく人工知能、AIは金融業に変革をもたらす。AIは単なるプログラムではない。自ら学び、進化していく。周知のとおり、囲碁では世界チャンピオンをAIが負かし、今後、二度と人間は勝てないと言われている。

定められたルールと情報を入力すれば、人間の知能とは比べ物にならないスピードで「正解」へとたどり着くのだ。その能力は、金融業という分野でも圧倒的なパフォーマンスを発揮する。

その結果、ダブついた人員は行き場を失い、閑職に追いやられる。彼らを組織内に抱えるだけの体力があるうちはいい。だが、長くはもたない。

予兆はすでに表れている。今年4月、三井住友銀行は銀座の新名所「ギンザシックス」内に次世代型の店舗をオープンした。この銀座支店の特徴は「ペーパーレス」で、従来の店舗にあった記帳台などは設置していない。

その代わりに特殊な端末によってサインの筆跡や文字を書くスピードを読み取って本人確認をするため、印鑑を使わずに口座開設や預金の引き出しなどができる。

三井住友銀行は今後3年間で、全店舗をペーパーレス化し、相談業務を中心とする次世代型の店舗に移行する。事務作業は事務センターに集約し、AIなどを使って作業の効率化を図ることで、約4000人を新たな事業部門に移すという。

三菱UFJフィナンシャル・グループ 過去最大の1万人削減検討、10年程度で – Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-06-15/ORKAID6JIJUO01

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が今後10年程度で過去最大となる1万人規模の人員削減を検討していることが分かった。超低金利の環境下で収益性が低下する中、金融と情報技術(IT)を融合したフィンテックで業務合理化を進め、店舗の閉鎖や軽量化などによって余剰人員削減につなげる方針。MUFGの社員数は世界で約14万7000人おり、約7%の人員カットとなる。

事情に詳しい複数の関係者が、情報が非公開であることを理由に匿名で明らかにした。削減する1万人には、MUFGの平野信行社長が昨年表明した傘下銀行で採用抑制と自然退職などで総合職3500人を減らす計画も含まれているという。人員削減は中長期で実施する計画だが、加速させる可能性もある。削減のほか事務合理化で生じた余剰人員は営業職に振り向けていく予定だ。

日銀によるマイナス金利政策の下で、本業の融資などからの収益性低下が経営課題として浮上。MUFGは5月に組織内再編を盛り込んだ「再創造イニシアチブ」を公表し、コスト削減策を打ち出した。フィンテックの進展でバックオフィスなどの事務効率化を進めるほか、フルサービスの営業店を見直してデジタル化した軽量店舗とすることで人員削減につなげる計画を示している。

MUFG広報の北浦太樹氏は、人員や店舗見直しについて「デジタライゼーション活用による業務量の削減などさまざまな検討を行っている」と述べた。

銀行員は安定職などではなくフリーター並に将来が危うい

この様に金融界に逆風が吹き荒れる状況で、かつては安定や将来安泰のイメージで語られていた「アリとキリギリスのアリさん的な仕事」の筆頭である銀行員は、もはや安定職などではなく、その世間体の良さとは裏腹に、実態は非正規労働者やフリーター並にその将来が危うい職業です。

今後10年の間にフィンテックなどのAI導入による銀行員の大リストラが行われることは情勢的に確実で、いつ首を切られてもおかしくない危機的な状況なのです。

今までの銀行であれば、子会社や取引先などに社員を出向・転籍させることによって、定年までの将来と雇用を保障することが出来ました。

しかし、これから訪れる大規模な大リストラでは、首を切られる大量の社員達に出向先のポストを用意することは極めて困難です。既に40代半ばで勝ち逃げ確実の銀行員は別として、入社した若い銀行員が辛い仕事に耐えて銀行にしがみついていても、その大半は銀行を放り出されて路頭に迷う絶望的な未来を強いられるのです。

現実は逆にアリさんがキリギリスに助けられる様な話に

AIのさらなる発展と普及によって上記で説明して来た様な事柄がさらに進展するとどうなるかというと、現実は逆にアリさんがキリギリスに助けられる様な話になるということです。

銀行員や一般的な公務員などの事務的な頭脳労働は、手早さ正確さという点では人間とは比べ物にならないほど優れたAIによって奪われ、彼らは仕事と給与を失って路頭に迷うことになります。

一方で「好きなことをして生きる」と言っているYoutuberなどが膨大な収入を得て、(脱税をしていなければ)何億という金額の納税をしています。

彼らが納税した莫大な税金が、AIの参入によって労働市場から淘汰されて仕事を失った元銀行員などの為の社会保障に充てられることでしょう。

旧時代の社畜的な価値観でただ盲目的に働き続けて路頭に迷ったところを、好きなことをして楽しみながら稼ぐキリギリスのお金によって救われたアリさんは、キリギリスに対して死ぬまで足を向けて寝れません。

以上、「アリとキリギリスという社畜洗脳寓話。アリはロボットとAIに仕事を奪われます」の記事でした。

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