ももクロの末期的な人気低迷と失速の理由は世間のブラック企業に対する反発が強くなったこと

ここ数年のアイドルグループ「ももクロ」(ももいろクローバーZ)の末期的な人気低迷と失速の理由は、世間のブラック企業に対する反発と風当りが強くなったことにあります。

ももクロというグループの雰囲気はブラック企業的

最初からいきなりぶっちゃけた話ですが、ももいろクローバーZというアイドルグループの雰囲気は非常にブラック企業的です。

私自身も大学を卒業後新卒で宿泊サービス関連のブラック企業に就職し、月間300時間労働で月収20万円という時給換算でアルバイトの最低賃金以下という底辺のブラック会社員生活を送り、余りの激務に3年間で体を壊して退職したのですが、ももクロのグループの雰囲気は当時の職場の雰囲気にそっくりなのです。

詳しくは、以下の体験談と思い出話の記事に書いていますが、私が入社したブラック企業の同僚や先輩は大半が「明るく楽しい体育会系」な性格で、過酷なブラック職場にも関わらず何故か楽し気でエネルギッシュな雰囲気でした。

私が働いていたブラック職場の「楽し気でエネルギッシュな雰囲気」というのが具体的にどういう雰囲気かというと、映像で表現するとこんな感じです。

【ももクロMV】労働讃歌 ももいろクローバーZ – YouTube

ブラック企業の職場は何故か明るく楽しい雰囲気

私が働いていたブラック職場は、体力的にも精神的にも過酷な激務の仕事ながら、その様な過酷さとは裏腹に、仕事中にも社員同士で冗談を言い合ったり、ちょっとふざけ合ったり、本当に明るく楽しい笑顔溢れる雰囲気のブラック職場でした。

管理職の上司が勤務中に突然ふざけてマツケンサンバの振り付けを踊り出したりなど、先輩も良い性格の方ばかりで本当に賑やかで楽しい雰囲気の職場だったのです。

マツケンサンバというものを知らない方がいるかもしれないので一応紹介するとこれです。

PV 松平健 マツケンサンバⅡ – YouTube

流行ったのは上の動画の「マツケンサンバⅡ」で2,000年代の前半から半ば頃に爆発的なブームとなりました。

マツケンサンバII – Wikipedia

2003年6月21日、CS放送局の時代劇専門チャンネルの特別企画『松平健祭り』で舞台での模様が披露されて同局視聴者から大きな反響を呼び、異例の再放送が行われた他、同年11月にはNHKの『金曜ショータイム』に登場し密かな話題になっていった。

激しく踊る振り付けと派手な和服衣装が若者たちにも受け入れられ、2004年末から2006年まで大ブームとなった。

現場で一番偉い管理職の方も勤務中にこんな愉快なダンスをして笑わせてくるなど、雰囲気としては本当に楽しい愉快な職場でした。

しかし、そんな明るく愉快な雰囲気とは裏腹に、月間300時間労働で月給20万円という薄給激務で体がおかしくなるような壮絶なブラック職場であった訳です。

ブラック職場が賑やかで楽しい雰囲気になる理由

なぜブラック企業の社員は明るくいい人で楽しそうなのか。そしてなぜブラック職場は賑やかで愉快で楽しい雰囲気なのか。

その理由については、以下の記事で考察しています。

簡単にまとめれば、理不尽や苦難にめげない人並み外れた楽天性と明るさとポジティブさとエネルギッシュさがなければ、薄給激務のブラック企業と言う過酷でタフな環境では生き残っていくことが出来ないのです。

私の様にそれほど体のタフでない人間は過酷な長時間労働に耐えられず体を壊して退職したり、暗く精神的に弱い人間はブラック労働でメンタルをやられて鬱になって休職したり、また根性の悪い人間は「こんな仕事やってられない!」とブチ切れて会社を辞める。

その結果、タフでエネルギッシュで楽天的で余りクヨクヨせず性格も良い人だけが会社に残って働き続ける。

そして賃金も安く地獄の様に過酷な労働条件のブラック企業は、その様に生き残った社員が大半を占める最高に雰囲気のいい職場になる。

また、その様な過酷な環境を共に乗り越えることである意味で一体感が増しますので、職場の社員同士も非常に仲がいい。

これが薄給激務のブラック企業が何故か明るく笑顔溢れる雰囲気の良い職場となる原理です。

そして、ブラック企業経験者の私は、ももクロの雰囲気に、この明るく笑顔溢れるブラック企業そのものの臭いを感じるのです。

ももクロマネージャーの川上アキラは典型的なブラック企業幹部タイプ

そしてこんな「ももクロ=ブラック企業」という私の仮説を裏付ける様に、ももクロのマネージャーである川上アキラは典型的なブラック企業の幹部タイプという噂が知られています。

ももクロの現場はブラック?川上アキラ氏の理不尽要求に逃げ出す新人マネジャー続出との情報も – エキサイトニュース

最近では、とあるアイドルグループの現場マネジャーが特に過酷だと、業界内でウワサになっているという。

「聞いたところによると、ももいろクローバーZの現場マネジャーが、かなり大変なようですね」(同)

ももクロが所属するのは、大手芸能事務所スターダストプロモーション。チーフマネジャーを務めるのは、メディアに登場することも多い川上アキラ氏。ももクロのプロデューサーという肩書で呼ばれることもある人物だ。あるテレビ局関係者が、こう明かす。

機嫌が悪いと当たり散らすこともあるし、急にむちゃな要求をしてくることもある。撮影なんかでは、思いつきでヘンなアイディアを出して、周囲が困るケースも。とはいえ、そんなアイディアが通らないことも多く、そういう時は、まったく関係ない現場マネジャーが『どういうことだよ!』と怒られたりするのだとか。なんとも理不尽ですよね」

ももクロマネージャーの川上アキラは典型的なブラック企業の幹部タイプ。

確かに改めて見てみますと、川上アキラは典型的なブラック企業幹部顔をしています。

ワタミとかの飲食店系のブラック企業幹部に居そうな顔ですね。

飲食店の社員が被る白い帽子とかが凄く似合いそうですし、見習いの従業員を蹴ったりする頑固なラーメン屋のオヤジという雰囲気もします。

雰囲気からして飲食業界系のブラック感が半端ないです。

「一生懸命頑張るのがいい」という志向はブラック企業的

モノノフ(ももいろクローバーZのヲタ)がももクロを好きな理由の多くが「一生懸命頑張ってる姿がいい」というものです。

そして、限界を超える様な「全力感」溢れるパフォーマンスは、まさにももクロというアイドルの代名詞の様なものとされています。

ももクロってどうして人気があるんですか? – Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10111685405

ももクロってどうして人気があるんですか?

最近ももクロが流行ってますがどこが人気なんでしょうか?

歌を聴いて見ましたがよくあるアイドルグループとの明確な違いがわかりませんでした。

自称もののふ(?)の友人に聞いてみたところ「全力でがんばっているところ」と言われましたがむしろ全力でやっていない人なんていないんじゃないでしょうか。どんな形であれテレビにでている人は少なからず努力をしていて、全力をださないようなやる気のない人はいないと思うのですが・・・。

■ベストアンサーに選ばれた回答

ももクロは、ライブが素晴らしく、それで人気を獲得してきました。

ももクロちゃんは溢れるパワーが、会場の隅までぐっと迫ってきて、胸が熱くなりました。こんなにかっこいい女の子たちがいるんだって。

思い起こせば、あの今でも忘れない、初めて『走れ!』を聴いた時の衝撃。「な、なんなんだこの子たち、やばいくらいエモい……!」って、どう考えてもアイドルに「エモさ」(エモーショナルの意)を感じることなんて想像もしてなかったわけで。

百田さんの汗まみれで髪の毛張り付いてしかめっ面で、もうなりふりなんて構わず全身全霊で歌ってる姿に「……アイドルってこんなんでいいの?」なんて思いもせず、ただ感動してました、はい。

なりふり構わず合理性など捨ててひたすら全力で限界を超えて頑張る。

これはまさにブラック企業のブラック労働と同質です。

本質的に言って、ももクロというアイドルグループは一種のブラック企業だったのです。

そしてそんな限界を超えて明るくひたむきに頑張り続けるブラック企業アイドルを、会社では日々の社畜ブラック労働で消耗しているファン達が共感して応援する。

「労働讃歌」などはまさにそんな楽曲です。

この様な構造がももクロが大衆から人気を得た最大の理由なのです。

ブラック企業問題が再燃した2015年からももクロの勢いが失速し始める

しかし、この圧倒的なももクロ人気は長くは続きませんでした。

東大卒の電通女子社員である高橋まつりさんの自殺などブラック企業問題が世間で再燃した2015年から、それまで3年連続で出演していたNHK紅白歌合戦に落選するなど(モノノフは落選ではなく卒業と言い張っていますが)ももクロの勢いに暗雲が立ち込め始めたのです。

高橋まつりさんの自殺は2015年の12月25日であり、当然ですが時系列的に第66回NHK紅白歌合戦の出演者発表(2015年11月26日)の後であるため、高橋まつりさんとももクロの紅白落選の間に直接の因果関係がある訳ではありません。

しかし、世間で限界を超えることを強要するブラック企業やブラック労働への反感が地下のマグマの様にくすぶり始めていたタイミングで、才色兼備の若い女子社員である高橋まつりさんが自殺したことがきっかけとなりそのマグマが一気に噴出したというのが、高橋まつりさん関連の騒動の実態です。

つまりは、高橋まつりさんの自殺はちょうどいいタイミングでのきっかけに過ぎず、世間の水面下でブラック企業やブラック労働への反感が巨大な渦を巻き始めたのは、2015年のそれ以前の時点からということになります。

そんなアンチブラック企業的な世情を反映するように、限界を超えて頑張るブラック労働的パフォーマンスを売りにするももクロが人気失速して紅白に落選する。

この様に考えていくと、やはり2015年暮れの高橋まつりさん騒動とももクロの人気低迷と紅白落選というのは、間接的にではありますが同じベクトルの流れにある出来事なのです。

有安杏果の脱退劇はまるで優秀な社員から退職するブラック企業

そしてこの様に末期的な落ち目となりつつあったももいろクローバーZの人気低迷にトドメを刺したのが、ももクロの緑こと有安杏果の突然の脱退です

ももクロ有安杏果 なぜ今?電撃引退の裏 – 東スポWeb
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/887587/

紅白歌合戦にも出場経験がある5人組アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の有安杏果(ありやす・ももか=22)が15日に突如、グループ卒業と芸能界引退を発表した。21日のライブが最後の芸能活動となる。

15日正午に突然、有安のブログに「ファンの皆様へ」という記事がアップされた。そこで「私、有安杏果は2018年1月21日のライブをもってももいろクローバーZを卒業します。ありがたい環境でやらせていただきましたが、子役時代から22年間やってきた世界から一度距離を置いて、普通の女の子の生活を送りたいという想いが強くなり、わがままを受け入れてもらいました」と、ももクロからの脱退のみならず、芸能界引退という衝撃の発表がされた。

ただ、脱退した有安杏果ちゃんの気持ちは、私自身(ちなみに私はモノノフではなくハロヲタです)ブラック企業経験者として非常に良く分かるのです。

ブラック企業的な周りの異常なノリについて行けなくなった。しかも組織の業績も低迷する一方で末期的な状況に。

そして精神的に本当に「限界を超えて」しまって脱退・退職する。

ももクロの緑である有安杏果ちゃんは小動物的な愛らしい見た目ながら、歌とダンスというスキルの高さで「小さな巨人」と呼ばれ、ももクロのパフォーマンスを引っ張ていた優秀なメンバーです。

有安杏果 – Wikipedia

有安 杏果(ありやす ももか、1995年3月15日 – )はももいろクローバーZの元メンバー、グループでのイメージカラーは緑色であった。

■人物像

148cmと小柄ながらダイナミックなダンスと高い歌唱力が特徴であり、「小さな巨人」のキャッチフレーズで活動していた。

幼少期にはEXILE系列の育成所であるEXPGに所属していたことがあり、ムーンウォーク、パントマイムなどの高度な動きも得意とする(EXILEの全国ツアーにもキッズダンサーとして帯同)。

また、NTTレゾナントのアンケート調査にて、「歌の上手いアイドル」ランキング2位になったことがある(1位はPerfumeの西脇綾香)。

EXILE系列の育成所に所属していたことで高度なダンススキルがあり、歌の上手いアイドルとしても2位にランクインする実力を持っていた。

意識が高く真面目で優秀なメンバーの方から低迷する末期的な組織に嫌気が差して辞めて行くのは、私のかつていたブラック企業で起こったことと同じ現象です。

様々な映像などで見ても、ももクロ時代晩年の有安杏果ちゃんは幼稚なノリでバカ騒ぎしてふざけている他のメンバー達に合わせることが出来ず、グループから浮きがちでした。

おそらく他のメンバー達とは全く話もノリも合わなかったはずです。

ももクロ有安杏果はハブられぼっちだった!? 異例中の異例の脱退「マスコミに媚を売り…」 – TOCANA
http://tocana.jp/2018/01/post_15732_entry.html

ももいろクローバーZの有安杏果が突然、グループ脱退&芸能界引退を表明した。しかも1月15日月曜日に発表して、21日日曜日に卒業ライブという慌しいスケジュールから分かるように、もはや有安の心は完全にももクロから離れていることも満天下に知らしめてしまった。グループ内で孤立を深めており、とても一緒に活動できる状態ではなかったといわれている。

上記の様にはぶられていたという報道とか、イジメがあったなどと書くブログもありますが、はぶりやイジメというのではなく、単純にグループ内で1人だけノリが合わずに浮いていたという感じだと思います。

なぜ分かるかというと、以下の記事にも書いている様に、ちょうどブラック企業での私自身も、ももクロでの有安杏果ちゃんの様に周りのノリになじめない感じだったからです。

私の周りの先輩も上司も性格のいい明るく優しい方ばかりだったのですが、どうしても全く話が合わなかったのです。

ブラック企業時代の先輩達はパチンコやギャンブルやサーフィンなどの話をして盛り上がっていましたが、私はそのいずれにも全く興味も知識も無かったため、全く会話についていくことが出来ませんでした。

私自身のそんな実体験から、ももクロを脱退した有安杏果ちゃんの姿は、まさに末期的なブラック企業のノリに馴染めずに辞める真面目な社員そのものと感じました。

ブラック企業を辞める人間は決して負け犬ではない

有安杏果のももクロ脱退に対する多くの反応や報道は、まるで彼女が脱落したとか敗走したかの様なニュアンスです。

しかし実際、ブラック企業的なグループであるももクロを辞めるということは、決して負け犬になるということとイコールではありません。

むしろ以下の記事に書いている様に、限界を超えることを強要する様なブラック企業の場合は、そこにしがみ付いて残り続けることの方が逆に人生では負けなのです。

実際に私も過酷な長時間労働のブラック企業を辞めたことで、現在はホワイト企業で働くことが出来ており時給換算で5倍くらいの給与水準なりましたし、金銭的にも時間的にも生活に遥かにゆとりが出来ました。

ももクロを辞めるという有安杏果ちゃんの決断は決して間違っているものではありませんし、誰もその決断を否定することの出来るものではありません。

そしてそれと同様に、ブラック企業を辞めるという決断も決して敗走や逃げという後ろ向きの行為ではないのです。

もしもこの記事をここまで読んで下さった方の中にブラック企業からの退職を検討している方がいらっしゃればの話ですが、ブラック企業を辞めようとして「ここで逃げたらお前は一生負け犬だぞ!」などとパワハラされても、「自分は後ろに向かって前進しているんだ!」という気持ちで胸を張ってブラック企業を退職しましょう。

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以上、「ももクロの末期的な人気低迷と失速の理由は世間のブラック企業に対する反発が強くなったこと」の記事でした。

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