IT零細企業の業績は自分次第。自分の仕事の成果が会社の業績や待遇に直接反映されるのが面白さ

ベンチャー企業などもまさにそうだと思いますが、IT零細企業の業績は自分次第です。

IT業界では社員の働きによってその企業の生産性に著しく差が付きます。また、零細企業で社員の人数も非常に少ない場合、自分の仕事の成果がダイレクトに会社の業績に、そして自らの待遇にも反映されます。

IT零細企業は仮に最初はブラック企業であっても、自分自身が成果を挙げることで会社の業績を上げ、待遇をよりホワイトなものに変えられることも出来ますし、逆に自分が十分な成果を上げられなければ会社の業績は落ち込み、減俸やさらには倒産の危機もちらつきます。

ホワイト大企業に比べると単純な給与水準では及ばず、安定や将来の見通しもありませんが、その代わりに仕事の「やりがい」という点では大企業での仕事とは比べ物にならないほどのものが、ベンチャー企業やIT零細企業にはあるかもしれません。

私が1日3時間労働・月給31万円の待遇となるまで

私はIT零細企業に在宅ワークで勤めて1日3時間労働で月給31万円という、普通の地方の中小企業に勤めるサラリーマンとしてはあり得ない様なゆったり働けるホワイト待遇となっていますが、現在の会社の待遇が最初からここまでホワイトだった訳ではありません。

正社員となった最初の頃は、平日は毎日当たり前の様に往復で2時間掛けて出勤して1日8時間労働していましたし、自主的に毎日2~3時間の残業もしていました。それで残業代は出ずに給与は月25万円程度でした。地方の零細企業の新入社員としてはそれなりに恵まれているという程度でしょうか。

もちろん会社としての風通しの良さや上司や社長の理解というのは当時から変わらず、今と同様にとても働きやすい十分にホワイト体質な社風の会社でした。

しかし、現在の様な1日3時間程度の労働で一般サラリーマンの平均並の給与を貰えるという待遇ではありませんでしたし、当時の私も現在の様なホワイト過ぎる待遇は想像すらしていませんでした。

で、私は自主的に毎日2~3時間残業して何をしていたかというと、さらに成果を上げて会社の業績を伸ばす為の仕事にひたすら打ち込んでいました。

私の上司も社長も根っからのホワイト気質ですので、私が残業していると嫌そうな顔をしていましたが、それでも構わずに残業を続けて仕事を続けました。一種のワーカーホリックの様な状態でした。

その様な自主的な残業の成果で新部門での安定収益源を開拓でき、会社の業績と生産性は大きく向上しました。

結果、会社の業績と生産性の向上によって私はほとんど働かなくとも給与を得られる様になりましたし、また、上司と社長は私が夜遅くまで会社に残って残業することを「気持ちが落ち付かない」と非常に嫌がるので、在宅のサラリーマンとして仕事をすることになりました。

在宅ワークで家で仕事をしているのであれば、仕事に熱中してしまい残業しても全く上司や社長の気に障らないからです。

また、私はワーカーホリックであり必要な仕事をサボったりするタイプではないと十分に認知されていましたので、全く出社せずに家での在宅ワークでも問題ないと判断されました。

この様な経緯で私は1日3時間労働・月給31万円の待遇の在宅ワーク会社員となりました。

1日3時間労働・月給31万円の在宅サラリーマンの実態については以下の記事で詳しく書いていますので、もし興味があればお読み下さい。

大企業では社員は巨大組織である会社の歯車でしかない

大企業では自分は巨大組織である会社の歯車でしかないということが言えます。

もちろん一部にはリクルートの様な自由闊達な社風で独立的な精神の大企業もありますが、大抵の日本のホワイト大企業では、ある意味でその会社に勤めることがゴールです。

組織の歯車として会社に言われたことだけをやり、定年まで働き続けて安定した給与を貰う。それがその会社に勤める社員にとってのライフプランとなります。

特に大企業の中でも、労働規約やコンプライアンスのしっかりしたホワイトな大企業ほどこの傾向が強いです。市役所や県庁の職員など行政事務の地方公務員も、完全にその様な組織の歯車という働き方でしょう。

生活と雇用の安定という意味では、確かに彼らホワイト大企業の会社員や公務員は最高の待遇だという見方も出来ます。

しかし、果たしてその様な組織の歯車の様な働き方で働くことの「やりがい」を得ることが出来るのか、私には非常に疑問です。

巨大組織の大企業になればなるほど、社員が辞めて居なくなったとしてもその組織は全く問題無く仕事を回せる体制となりますし、自分の代わりの人材はいくらでもいるわけです。

逆に一人の社員が辞めた程度で打撃を受けて経営が傾く大企業とかがもし存在していたら、巨大組織としてはむしろ異常でおかしいです。

巨大組織で歯車として働くことは、たとえ給与や労働待遇がホワイトであっても「つまらない作業」や「義務」としか考えられず、仕事に十分なやりがいや達成感を感じたり、仕事を楽しむということは不可能に近いのではないでしょうか。

自由な社風のIT零細企業では一人一人が会社の舵取り役

一方でベンチャー企業やIT零細企業では、一人一人の社員が、その担当する部門において会社の舵取り役の様な存在であるということが言えます。

ただ零細企業には社員の一挙手一投足を全て自分の意志に従わせて動かしたいワンマン体質の経営者も非常に多いですので、「理解ある上司と社長のいる自由な社風」のIT零細企業という条件は付きます。

自分が仕事で成果を出すか出さないかが、会社全体の業績にも大きく影響を与えること。これには仕事としてのやりがいを非常に感じます。

また、私の勤める零細企業では脱サラしたサラリーマンの起業支援を行っていますので、自分自身のアドバイスや施策によってそのクライアントの起業が軌道に乗り、会社として順調に経営規模を拡大していくことは、非常に面白く達成感とやりがいを感じられる仕事です。

大半のホワイト大企業での組織の歯車として働く一般サラリーマンでは、決して感じられない達成感とやりがいは確かにあると思います。

仕事にやりがいを求めるなら零細企業への転職も一つの手

この様な仕事のやりがいとか達成感とかを追い求め過ぎますと、「やりがい搾取」のブラック企業の餌食となってしまうリスクも確かにあるかもしれません。

しかし、やはり仕事は人生の時間の中で大きな割合を占めます。

残業もなく週休2日のホワイト待遇の職場に勤め、毎日8時間労働の250日出勤で大卒から定年まで約40年間働くとして、生涯の労働時間は80,000時間に達します。1日3時間労働の私であっても生涯の労働時間は30,000時間もの時間に達します。

この膨大な労働時間を単なる組織の歯車として「つまらない作業」として義務的に仕事をこなす人生よりは、仕事にやりがいと達成感を得られる人生の方が、より多くの人生の充実と満足を得られることは間違いありません。

大企業勤めの変わらない毎日に飽きてしまったという方、仕事にやりがいと充実を感じたいという方は、ベンチャー企業やIT系の零細企業への転職を検討してみてはいかがでしょうか。(ただしやりがい搾取のブラック企業には注意して下さい)

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以上、「IT零細企業の業績は自分次第。自分の仕事の成果が会社の業績や待遇に直接反映されるのが面白さ」の記事でした。

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