ホームページ制作・WEBデザインの仕事の需要が2010年以降に拡大した理由はスマホの普及

ホームページ制作・WEBデザインの仕事の需要が2010年以降に大幅に拡大した理由は、iPhone(アイフォン)やAndroid(アンドロイド)などのスマホ(スマートフォン)の一般消費者への普及です。

ホームページのスマホ対応の為にWEB制作の労力が倍に

なぜスマホ(スマートフォン)の一般消費者への普及によってホームページ制作・WEBデザインの仕事の需要が大幅に拡大したのか。

その最大の理由は、スマホの普及によってホームページのスマホ対応が必須となったことで、WEB制作の労力が従来のほぼ二倍になったからです。

かつてのホームページはパソコン版だけを作れば良かった

まだスマホがそれほど世間に普及していない2000年代までは、ホームページはパソコン版だけを作ればそれで問題は生じませんでした。

2000年代当時から携帯電話のiモードなどでインターネットにアクセスしてホームページを閲覧することは可能でしたが、携帯電話のiモードは受信容量の問題などで多くの情報を読み込むことが出来ず、携帯電話での閲覧用のホームページはほとんど全くデザインなどもされていない非常に簡素でシンプルなもので事足りました。

携帯版のホームページは非常に簡素でシンプルであるため作成の際の手間や労力もほとんど掛からず、パソコン版のページだけを丁寧に見栄え良く作り込めば、ホームページ制作会社やWEBデザイン会社の仕事としては十分だったのです。

スマホの普及によってホームページ制作の現場は激変

しかし、2010年代以降のスマホの普及によってホームページ制作の現場は激変します。

以下は2010年から2017年までの日本国内でのスマートフォンとタブレット端末の普及率の推移のグラフです。(タブレット端末の普及率のデータは2011年から)

スマートフォン所有率は78%、タブレットは41%にまで躍進(2017年) – ガベージニュース
http://www.garbagenews.net/archives/2170355.html

上のグラフをご覧頂ければ分かる様に、2010年代では10%以下にとどまっていたスマホ普及率がその後急激に上昇を続け、2014年にはスマホ普及率が59.1%と過半数を突破、2017年では77.5%と日本人の約8割がスマホを利用する状況となっています。

この様に2010年代からの日本は「消費者はスマホを利用することが当たり前」という市場状況となったことで、WEB制作業界ではその流れに対応するために、スマホ専用ページの作成やレスポンシブデザインの導入などによってホームページをスマホ対応することが必須の状況となりました。

スマホやタブレット端末はディスプレイ画面が縦長であること、さらに液晶画面に直接タッチして操作することなどから、スマホユーザー向けの表示画面ではパソコン版のホームページ用のデザインをそのまま使用することが出来ません。

そのため1つのホームページをデザインして制作する際には、パソコン版のデザインとスマホ版のデザインという2000年代までであれば2サイト分のホームページを制作する様な作業量が必須となりました。

この変化によって、ホームページ制作会社やWEB制作会社が1つの案件の仕事を請け負った際の作業量は単純にほぼ倍になり、それに従いWEB制作の制作現場でも旧来の倍の作業量をこなすことが必要となったのです。

スマホ普及によってWEB業界は二極化が進んでいる

この様なスマホ普及の影響によってWEB業界は二極化が進んでいます。

ホームページを制作するだけのWEB制作会社のブラック化

ただ単に企業や広告代理店などから仕事を請けてサイトを制作するだけのWEB制作会社は、WEB制作の為に旧来の倍の労力と作業量が必要となったことで、加速度的にブラック化が増しています。

ホームページ制作の労力と作業量が二倍になったからと言って、WEB制作会社がWEB制作案件の発注元に対して二倍に値上げした費用や料金を請求することは現実的に難しく、多くのWEB制作会社では、旧来とほぼ変わらない料金で旧来のほぼ二倍の作業を行うことを強いられています。

そしてそのしわ寄せが行くのがWEB制作会社で働く末端のWEBクリエイターやWEBデザイナーであり、彼らはほぼ変わらない給与で旧来の二倍の仕事をこなさなければならなくなっているのです。

その結果として、ただ単に企業や広告代理店などから仕事を請けてサイトを制作するだけのWEB制作会社は、加速度的にブラック化の傾向が増しています。

WEB業界でもサイト運営によって大幅に収益を拡大する企業も

この様に2010年代以降のスマホ普及による影響のために、WEB業界では旧来的なWEB制作の受注案件によって収益を上げていた会社はブラック企業化・ブラック職場化が加速する一方で、同じWEB業界でも自前でWEBサイトを運営することで大幅に収益を拡大する企業も多く出現しています。

一般消費者がスマホを所有し、かつてであればパソコンなどは使いこなせずインターネットを利用出来なかったような層でも、当たり前の様にインターネットを利用して物を買うことが出来る様になったこと。

このことによって日本国内のEC市場(ネット通販市場)の市場規模は飛躍的に拡大しました。

【2016年】ネット通販市場は15.1兆円、EC化率は5.4%、スマホEC市場は2.5兆円 – ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4256

経産省は「我が国におけるBtoC-EC市場はまだ飽和しておらず、伸びしろを残しているものと推測される」と指摘

日本国内の消費者向けEC市場は15兆1358億円に拡大(前年比9.9%増)。EC化率(物販系分野が対象)は5.43%(同0.68ポイント増)に伸長。スマートフォン経由の物販ECは2兆5559億円に――。

経済産業省が4月24日に発表した2016年の「平成28年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、EC市場が堅調に拡大している。

2016年における日本の消費者向けEC市場規模は前年比9.9%増の15兆1358億円。ECの浸透度合を示す指標であるEC化率も同0.68ポイント増加して、5.43%まで上昇した。

この様にスマホ普及によってインターネットの利用者層が広がりEC市場が飛躍的に拡大したことで、インターネット上でホームページやWEBサイトを運営することで、かつてとは比べ物にならないほどの大きなビジネスチャンスを得ることが出来るようになりました。

多くのWEB制作会社が制作コストの増加に苦しむ一方で、この様な波に乗りWEB運営に成功したことで収益を拡大したIT企業も近年のWEB業界では非常に増えているのです。

その結果、現在の日本のWEB業界では、収益性の高い勝ち組のホワイト企業と低収益に苦しむ負け組のブラック企業とで非常に極端な二極化が進んでいます。

そしてWEB業界で薄給激務・長時間労働のブラック職場で消耗して苦しんでいるWEBクリエイターやWEBデザイナーは、負け組のブラック企業に勤めている場合が大半ですので、WEB運営などに成功した収益性の高い勝ち組のホワイト企業へと転職することで、大幅に待遇や給与を改善することが可能なのです。

ホワイトなWEB関連会社へと転職してしまうのも手

今勤めている会社で働き続けることが耐えられないほど苦痛で大変なら、ホワイトなWEB関連会社に転職してしまうのも手です。「どうせWEBデザイナーはブラック企業にしか勤められない」「新卒でなければブラックな中小企業にしか勤められない」と最初から転職を諦めてしまうのは勿体ないです。

特に贅沢をする気もなく、仕事は生活出来る程度の最低限の収入を得る為のものと割り切って、何よりも日々平穏な気持ちで居られる暮らしと自分だけの私生活の時間を大切にしたいという私と同じ様なタイプの人間の場合、そういう目的に適った比較的のんびりと働けるホワイトな仕事や会社は、IT業界やWEB関連業界の中小企業の中にも探せば意外と多くあります。

「情報発信者のプロフィール」のページに書いている通り、私も業界大手のブラック企業からそんなホワイトな零細IT企業に転職して、今は大学生時代以上にのんびりと在宅ワークで働いて生活している一人です。

私が現在勤めている会社は従業員10人未満の超零細のWEB関連会社ですが、「零細企業だからブラック」「WEB関連会社だからブラック」ということなどはなく、給与面では年収380万円とそれほど多くの年収ではないものの(それでも贅沢をせず質素に生活するのであれば十分以上の金額で、給与の他に副業での年70万円の収入もあり毎月10万円以上貯金出来ています)、大半の大手企業よりも遥かにホワイトな環境で働くことが出来ています。

今の会社の仕事が大変で辛いという方、もっとのんびりと自分のペースで働きたいという方は、「WEBデザイナーにはブラック労働の仕事しかない」「中途採用だとホワイトな企業では絶対に正社員になれない」「転職をしてもブラック中小企業でこき使われてさらに地獄を見るだけ」「WEB関連会社で中小・零細は100%ブラック」という先入観での思い込みや決めつけを一度捨てて、転職という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

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以上、「ホームページ制作・WEBデザインの仕事の需要が2010年以降に拡大した理由はスマホの普及」の記事でした。

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