「キツくて大変な正社員になりたくない」と非正規で働き続ける若者の割合が増えて来ている理由

近年の日本では「キツくて大変な正社員になりたくない」という理由で、敢えて非正規社員として働き続ける若者の割合が増えて来ています。

なぜ最近の若者は正規社員になりたがらず、敢えて非正規社員として働こうとするのか。

その理由について説明していきたいと思います。

あまりお金がなくても楽しめる様な世の中になってきた

なぜ最近の若者は正規社員になりたがらず、敢えて非正規社員として働こうとするのか。

その理由として挙げられるのは、現在の日本はあまりお金がなくても楽しめるような世の中になってきたということです。

2000年代までの日本はお金を使わなければ楽しめない国だった

2000年代までの日本はお金を使わなければ楽しめない国でした。

子供の趣味や遊びで言えば、ゲームをするにはゲーム機やゲームソフトを購入する必要がありましたし、ゲームセンターに行ってお金を払ってゲームをする必要がありました。

若者の趣味や遊びも、夏であれば海に行くための自動車や高いサーフボードが必要なサーフィン、冬であればスキー場に行くための自動車やスキー板とスキーウェアなどが必要なスキーやスノーボードといったウィンタースポーツが若者達の遊びでした。

一方でオジサンの趣味やレジャーも、ゴルフクラブの購入やゴルフ場の使用料などで非常にお金が掛かるゴルフや、競馬やパチンコといったギャンブルなどであり、「お金が無ければ楽しいことが出来ない」というのが、2000年代までの日本社会では当たり前の風潮だったのです。

お金の掛かる趣味や遊びが急激に市場縮小して廃れていく日本

この様に2000年代までの日本はお金を使わなければ楽しめない国でしたが、近年の日本ではお金の掛かる趣味や遊びが急激に市場縮小して廃れ続けています。

市場規模が縮小し衰退し続ける家庭用ゲーム業界

以下は1996年から2016年までの日本の家庭用ゲーム業界のソフト市場とハード市場の市場規模の推移のグラフです。

ゲーム市場の現状と未来(前編) – ゲーム業界タブロイド
http://gametabloid.blog.fc2.com/blog-entry-2128.html

改めて振り返ると、ゲーム市場規模のピークは1997年でした。

1997年の市場規模が巨大だった理由は、PS1で発売されたファイナルファンタジーが大ヒットし、多くのサードパーティーがPS1市場に注力して盛り上がっていたことが挙げられます。その上、前年にゲームボーイで発売されたポケットモンスターが長期的に売れ続けていたことも大きいです。

しかし、その後は2004年まで縮小が続きました。

2000年にはPS2が発売されたことで、市場規模は若干上向いたものの、PS1程の勢いはなく、すぐに縮小に転じています。PS2は前世代よりハード性能が飛躍的に向上しましたが、それに伴ってゲーム内容は複雑化し、結果としてライトユーザーの数が大きく減少したと言われています。ゲームがどんどんマニア向けになってしまったことが、市場規模が縮小した大きな原因です。

このままゲーム市場は衰退していくのかと思われましたが、2006年には急激な拡大を見せています。これは、DSのマイナーチェンジ版であるDSLiteが爆発的な売れ行きとなったこと、そして年末に発売されたWiiが好調なスタートを切ったことなどが理由です。

DSやWiiは、これまであまりゲームに触れてこなかった層を上手く取り込んだことが、ゲーム市場の拡大に繋がったと考えられます。

ですが2007年以降、市場規模は明確に右肩下がりになっています。

プレイステーションのRPGゲーム「FF7」(ファイナルファンタジー7)が大ヒットしたピークである1997年の7,582億円と比較し、2016年の家庭用ゲーム市場は3,147億円と半分以下の市場規模にまで縮小しています。

市場規模が急激に縮小するゲームセンター業界

ゲームセンター業界(アミューズメント業界)も家庭用ゲーム機・ソフト業界と同様に急速に衰退している状況です。

以下は2006年から2014年までのアミューズメント施設オペレーション市場規模(棒線)と既存店舗売上高前年比(折れ線)のグラフです。

施設オペレーション市場は、2007年度から2014年度までの8年間で市場規模は約4割縮小しており、2014年度は、2014年4月の消費税増税の影響を受け、前年度比7.5%減と大きく落ち込みました。また既存店舗売上高も2007年度以降、前年度割れを続けており、2014年度は前年比94.3%となりました。

この様な子供向けの遊びの市場規模の縮小は「少子化が原因である」という見方も出来ますが、しかし実際には、子供向けの遊びの市場規模の縮小と同様に、若者や大人向けの趣味やレジャーの市場規模もまた縮小を続けています。

参加人口が減少し衰退し続けるウィンタースポーツ業界

以下のグラフは1992年から2014年までの国内のスキー・スノーボード人口の推移です。

82年の上越新幹線開業、85年の関越自動道全線開通に加え、バブル景気下の87年に公開された映画「私をスキーに連れてって」の大ヒットにより、国内はスキーブームに沸きました。

しかし、バブル崩壊以降、スキー人口は減り始め、90年代後半から増加したスノーボード人口も現在は減少しています。そのため、国内のスキー・スノーボード人口はピークであった93年の約4割の水準にまで落ち込んでいます。

そしてこの様に市場規模が縮小し続けているのはスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツだけではありません。

夏場の海水浴などはさらに急激に市場規模の縮小や人口の減少が進んでいます。

減少し続ける海水浴客と海水浴場数

以下は1982年から2016年までの海水浴客の推移のグラフです。

海水浴客ピークの2割 レジャー多様化、海離れ進む – 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG21H2T_W7A820C1CC0000/

行楽客の「海離れ」は全国的に進んでいる。日本生産性本部のレジャー白書によると、国内の海水浴客数はピークだった1985年の約3790万人から2015年に約760万人と約5分の1に減少。レジャーが多様化し、1人でできるハイキングやマラソンを楽しむ人も増えた。

日本財団が今年4~5月、全国の15~69歳約1万1600人に実施した意識調査では「海に親しみを感じる」と答えたのが50~60代は4割を超えたのに対し、10~20代は3割弱にとどまるなど若年層ほど海への愛着が薄れており、閉鎖に追い込まれた海水浴場もある。

日本大の畔柳昭雄教授(親水工学)は「体育で水泳授業の回数を減らしたり、やめたりした学校が増え、『海が嫌い』という人が増えた」と分析。さらに東日本大震災の津波の影響で当時、全国的に海水浴客が激減したことが海離れに拍車をかけた可能性を指摘。畔柳教授は「日本は海に囲まれた島国。海離れが進めば、災害や自然破壊などにも関心を持たなくなる」と懸念している。

日本全国の海水浴客は全盛時である1985年の2割と壊滅的な衰退状況となっています。

この様な状況に対して「若者が減ったからじゃないか」という方もいるかと思いますが、しかしオッサンの趣味やレジャーであるゴルフやパチンコなどもまた、若者や子供の趣味や遊びと同様に市場規模は急激に縮小しています。

全盛時の半分の市場規模となったゴルフ業界

以下は1993年から2015年までの国内のゴルフ関連の市場規模の推移です。

日本のゴルフ業界の市場規模推移 – ゴルフ72のコツ
http://www.golf72kotu.com/data/golf_sijyoukibo.html

近年、ゴルフ業界は市場が縮小しており、衰退産業だと言われます。では実際に、ゴルフの世界での金回りはどの程度悪化しているのでしょうか?レジャー白書の数値を元に、ゴルフ業界の市場規模を集計し、グラフ化してみました。

1993年から2015年の20年強のあいだに、ゴルフ業界の市場規模(売上高)は約半分に縮小している事が分かります。ゴルフ場の売上だけでなく、用具市場(クラブ・ウェア・シューズなど)も打ちっ放し練習場の売上も、大幅に減少しています。巷で語られるように、ゴルフ業界が右肩下がりな事は、データからも明白な事がわかります。

ゴルフ業界が衰退している理由は、まず参加人数の減少が大きい事が挙げられます。1991年には1350万人とされたゴルフ人口は、2015年には760万人と約44%の大幅に減少しています。

オッサンの趣味であるゴルフも大幅な市場規模の縮小と競技人口の減少に苦しんでおり、若者のスポーツや遊びと同様に完全に斜陽の衰退傾向にあります。

子供向けのゲームもオワコン、若者向けの遊びやスポーツもオワコン、オッサン向けの趣味やレジャーもオワコン。

ではギャンブルはどうかということですが、こちらもまた同様に市場規模が縮小し、将来的に非常に見通しが暗い状況となっています。

市場規模が右肩下がりで縮小し続けるパチンコ産業

以下は2006年から2015年までのパチンコ産業の市場規模の推移のグラフです。10年間の間にパチンコ業界の市場希望は3分の2に縮小しています。

売上規模と粗利規模の推移 – パチンコ業界WEB資料室
http://pachinko-shiryoshitsu.jp/structure-industry/scale/

パチンコ産業はよく、30兆円産業と言われることがありますが、その根拠となったのは1996年1月に総務庁(当時)が発表したホールの事業収入額であり、この発表を受けて「レジャー白書」も数値を修正しています。その後は緩やかに右肩下がりの傾向が続いており、25兆円を割り込む状態となっています。こうした市場規模の推移についてレジャー白書では、「2005年以降の減少に歯止めがかかった」としながらも、高齢者だけではなく若者のパチンコ・パチスロ離れを指摘し、「ヘビーユーザーを対象とするマニア化の進む遊技機による営業スタイルは、このあたりが限界と見られる」と分析しています。

インターネットとスマホによりお金が無くとも楽しめる世の中に

この様にお金を使う趣味や遊びやレジャーは壊滅状態というのが現在の日本の状況ですが、その原因はインターネットの普及と2010年以降のスマホの普及により、お金を使わずとも楽しめる世の中になったということです。

インターネットとスマホの普及により物を買ったりお金を使わなくとも楽しめる様になった。

その際たるものがオナニーではないでしょうか。

かつてはエロ本を買ったりエロビデオを買ったりしなければ(一部の妄想力の卓越した男性以外は)楽しめなかったオナニーが、現在ではスマホからインターネットで無料動画の大量にアップされた動画サイトを探すだけで簡単に楽しめる。

この様にインターネットとスマホによりお金が無くとも様々な楽しみ方が出来る世の中になったことで若者の「お金を沢山稼いで遊びたい」という意欲が減退したことが、「キツくて大変な正社員になりたくない」と、たとえ賃金や給与が低くとも非正規社員として働き続ける若者の割合が増えて来ている理由の一つでしょう。

SNSで社会に対して主張が出来るようになってきた

なぜ最近の若者は正規社員になりたがらず、敢えて非正規社員として働こうとするのか。

そのもう一つの理由として挙げられるのは、現在の日本はツイッターなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で個人が社会に対して主張が出来るような世の中になってきたということです。

かつての日本は仕事を通してしか社会に関われない国だった

かつての日本は仕事を通してしか社会に関われない国でした。

かつての日本であれば、結婚相手や恋人を見つけるのも友人を見つけるのも会社や職場であり、仕事を通さなければまともに社会に関わることの出来ない社会だったのです。

「仕事をしていない無職の人間は社会的には存在していないも同然」というのが事実であり、仕事こそが社会の中で自分自身の存在を証明する唯一の存在意義だという意識で会社にしがみ付いて働き続けたのです。

ツイッターなどのSNSによって社会への発信が可能に

しかし現在の日本では、ツイッターなどのSNSの普及によって、個人が会社や職場に依存することなく社会と交わり意見を発信することが可能となりました。

そのことによって「仕事こそが社会の中で自分自身の存在を証明する唯一の存在意義だ」という旧来の日本人の会社人間的な意識は急激に弱まる結果となり、若者がかつてほどは仕事に対して意義ややり甲斐をあまり感じない状況を生み出す要因となっているのです。

これが「キツくて大変な正社員になりたくない」と責任の重い正規社員の仕事を避け、非正規社員として働き続ける若者の割合が増えて来ている二つ目の理由です。

多くの若者は辛い思いをしてまで正社員で働く必要性を感じていない

最後に内容をまとめますと

・スマホとインターネットによってお金が無くても楽しめる世の中になった
→正社員として必死に働いて沢山のお金を稼ぎたい欲求が薄れた

・SNSの普及によってインターネットから社会に主張が出来る世の中になった
→正社員として責任ある仕事をして社会の中での自分の存在意義を確かめる必要が薄れた

この二つの理由によって、近年の日本では辛い思いをしてまで正社員として働く必要性を感じていない若者が増加しているのです。

この様な傾向が社会にとって良い事なのかどうなのか、それはなかなか微妙で難しいところですが、情報化社会のさらなる発達によりこの様な日本人の脱会社人間的な傾向が今後さらに加速して行くことは確実です。

今後彼ら若者達が社会の中核となるにつれ、会社依存的な旧来の日本人の考え方では理解することの出来ない価値観が世の中の主流となっていきますので、時代に取り残されない様に私達オッサンも必死にしがみついていきましょう。

月収55万円も可能な高額報酬のITエンジニア派遣「ソフトウェアジョブズ」

派遣社員は正社員に比べて責任が軽くサービス残業なども無いというメリットがありますが、その反面ずっと賃金が安いままというマイナスイメージが付きまとうと思います。

しかし、月給20万円などが当たり前の派遣社員でも中には普通の正社員よりも稼げる仕事も存在します。

それはズバリ、エンジニア派遣の仕事です!

「ソフトウェアジョブズ」は月収55万円も可能な高額報酬のITエンジニア派遣です。

「ポテンシャル採用」という制度によって実務未経験の初心者の方も多く採用しています。

高額報酬のITエンジニア派遣「ソフトウェアジョブズ」



ソフトウェアジョブズの仕事内容は「テストエンジニア」と呼ばれる仕事です。

テストエンジニア(テスター)とは、システム開発における様々なテストを行うことで不具合を発見するエンジニアのことで、製品の品質を守ることにおいて重要な役割を担う仕事です。

地道な反復作業を繰り返す粘り強さと集中力が求められますが、派遣社員としては給与水準も非常に高くパソコンで黙々と作業することが苦でない方にはおすすめの仕事です。

しかもテストエンジニアの業務はIT業界の中でも非常に待遇が良くホワイトな職場が多く、残業などもほとんど存在しません!

「負担の少ない派遣社員で正社員並みに稼ぎたい!」という方は、テストエンジニア派遣「ソフトウェアジョブズ」への登録をご検討ください。

ソフトウェアジョブズの詳しい説明や注意点などは以下の記事でご確認ください。

以上、「「キツくて大変な正社員になりたくない」と非正規で働き続ける若者の割合が増えて来ている理由」の記事でした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする