高額の長期ローンを組んで駅チカの物件を買ってはいけません!
なぜなら駅チカ物件は、これからの20年間で急速に進むAI(人工知能)技術の発展と普及によって価値と相場が大暴落するからです。
大半の方はAI(人工知能)の普及と不動産物件の価値の関連性など全く想像すらしてないかと思いますが、AIと駅チカの不動産は無関係どころかAIによる駅チカ物件の相場への影響はとてつもなく甚大です。
キャッシュで物件を購入できる様なお金持ちの富裕層なら問題ないですが、これから20年間でAIが急速に社会へと普及していく今の時代では、35年ローンや30年ローンなどという高額の長期ローンを組んで駅チカの不動産物件を買っては絶対にいけません。
駅チカのメリットや優位性を全て無効化するAI革命
なぜAI(人工知能)の普及によって駅チカの物件の価値が暴落するのか?
それはAIの普及は駅チカのメリットや優位性を全て無効化するからです。
そもそも駅チカのメリットとは何かというと、立地的に駅に近く電車という公共交通機関を容易に利用出来るために移動が楽だということに集約されます。
あらゆる面で移動が楽であるために
- 子供や学生は通学が便利
- 会社員やサラリーマンは通勤が便利
- 遊び人は合コンや夜遊びに便利
- 奥様や主婦も日常の買い物が便利
- 老人やシルバー層にとっては通院が便利
とあらゆる方にとって非常に便利な生活が実現出来るために、不動産価格が停滞傾向にある現在でも根強い人気を誇っているのが駅チカ物件の特徴です。
しかし、今後20年間の間に急速に進展するAIの普及によってこれらの駅チカ物件のメリットや優位性は全て無効化します。
AIや人工知能はあらゆる面で駅チカのメリットや優位性を無効化する技術なのです。
AIと自動運転車の普及が電車交通を不必要化する
AIや人工知能があらゆる面で駅チカのメリットや優位性を無効化する第一の理由としては、AIを登載した自動運転車の普及が電車交通を不必要化するということが言えます。
自動運転車が利用出来るのですからわざわざ電車を使う必要がありませんし、駅の近くに住む必要がありません。
「自動運転車が普及すると言っても高くて自動運転車が買えない人間もいるはずだ」と思う方もいるかもしれませんが、それはそもそも自動運転車の本質的なメリットや意味を全く理解出来ていません。
自動運転車は道路や電線や電話回線などと同様に市民で共有して利用する社会インフラとなりますので、自動運転車を購入する必要はありません。
そもそも自動運転車はただ単に「車を運転しなくて楽」というだけの機能ではありません。その考え方では自動運転車という技術の普及が社会へもたらす革命性が理解出来ません。
自動運転車という技術が社会にとって革命的なのは「人が運転していない間も走ることが出来る」=「人が乗っていない間も移動することが出来る」ということです。
「人が乗っていない間も移動することが出来る」ということ。
このことが意味する凄まじい革命性をご理解頂けますでしょうか。
分からない方のために、分かりやすいたとえは話で「人が乗っていない間も移動することが出来る」自動運転技術の普及によって可能になることを説明していきます。
「人が乗っていない間も移動出来る」自動運転車によって可能になること
ある過疎地の限界集落にAさんとBさんとCさんが居ます。
凄まじいド田舎の山奥ですのでAさんの家とBさんの家とCさんの家はそれぞれ約1キロ離れています。
ド田舎の山奥で車が無いと何も出来ませんので、AさんとBさんとCさんはそれぞれ自家用車を持ち、自宅の駐車場に車を停めていました。
しかし、BさんとCさんはとても貧乏なので車を維持することが出来ずに売ってしまいました。
そこでBさんとCさんは必要な時にAさんの車を借りて使わせて貰うことになりました。
しかし、BさんとCさんの家はAさんの家と約1キロも離れています。Aさんの家の駐車場に止めてある車に乗る為には1キロの道を徒歩で歩いて行かなければなりません。これはとても不便で大変です。
またAさんも貧乏人でしたので車の維持費に悩まされていました。
そこでAさんとBさんとCさんは3人でお金を出し合って自動運転車を1台購入して維持することにしました。
3人でお金を出し合って共有の車を購入したことで、それぞれが1台ずつ自家用車を持っていた時と比べて車の購入費や維持費の負担は3分の1になりました。
誰も利用していない状態の自動運転車に指示を送ると自動運転で好きな場所に移動させることが出来ます。
基本的にはAさんの家の駐車場に停めてある自動運転車ですが、Bさんが車を利用する時はBさんの家の前に自動運転車を待たせてすぐに乗り込めます、同様にCさんが車を利用する時にはすぐにCさんの家の前に自動運転車を移動させて乗り込めます。
わざわざ車を利用するために1キロも離れたAさんの家まで歩いて行く不便がありません。非常に便利に楽になりました。
カーシェアリングと自動運転車が組み合わさるメリットは絶大
シェアリングエコノミーの普及で流行し始めたカーシェアリングですが、このAさんBさんCさんのたとえ話の様に、カーシェアリングと自動運転車が組み合わさるメリットは凄まじいほどに絶大です。
考えてみて下さい。タクシー運転手とかトラック運転手とかではない普通の一般市民が、実際に所有する車を利用している時間は、せいぜい1日平均1時間とか2時間、多くても3時間とかのレベルです。
車を所有していても1日24時間のうち20時間以上は全く車が利用されないという無駄が生じている訳です。
その点でカーシェアリングは非常に合理的な車の利用の仕方ですが、しかし所定の場所(大抵は駅の近く)まで車を借りに行かなければならないことが駅や中心街から1~2キロなどのやや離れた場所に住む方にとっては致命的な不便さです。
しかし、自動運転技術とカーシェアリングが組み合わさることによって、この問題が完全に解決します。
利用の10分ほど前に予約などして移動させておけば、家から出発する際には家の玄関の前に車を停めて待たせておくということが可能な訳です。
駅から遠く離れた家やアパートなどに住む方にとっては各段に交通の利便性が向上します。
もちろん自動運転ですので運転免許なども必要ありませんし、移動の間はずっと寝ていても目的の場所に到達出来ます。
そしてこの自動運転車のカーシェアリングは、おそらく道路や電線などと同じ公共の社会インフラとして、市民の税金によって導入・維持されることになるでしょう。
おそらく20年後の市民は、高度情報化社会の恩恵を受けて在宅ワークの普及などによりインターネットでの繋がりだけで大半のことは家に居ながらに出来るので、そうそう頻繁に車で移動することはありません。
ド田舎の山奥などの人口過疎地であれば移動に時間が掛かるのでやや厳しいですが、都市部であれば10人の市民あたり自動運転車が1台あれば十分なのではないかと思います。
社会インフラとして量産化することによって自動運転車1台あたりの生産コストは劇的に下がりますし、1人あたり5,000円程度の「自動運転車利用税」を払えば、1台あたり5年間で300万円程度のコスト(5,000円×10人×60ヶ月=300万円)で十分に社会インフラとして維持可能な状態になっているはずです。
AIを登載した自動運転車の普及によって駅チカはメリットどころかデメリットになる
今後20年間でこの様な高度なAIを登載した自動運転車が公共のインフラとして普及する社会が実現することによって、駅から遠く離れた場所における移動の利便性が格段に向上し、駅チカのメリットは完全に無くなります。
むしろ人が多くて騒々しい、廃棄ガスなどで空気が汚い、広い土地やスペースが確保出来ない、高層ビルなどで日当たりが悪いなど、むしろ駅チカであることは居住空間としてデメリットでしかなくなるのです。
移動における利点やメリットが完全になくなり居住空間としてのデメリットだけが残ることによって、駅から徒歩5分・400メートル以内の駅チカの物件の方が、駅から遠い物件よりもむしろ価値が低くなる。
ということが当たり前の様となります。
これが20年後の未来におけるAI(人工知能)が発達し自動運転車が完全に普及した社会です。
さて、その時借入金額3,000万円・35年返済の住宅ローンを組んで駅チカのマンション物件を買っていたあなたはどうなるでしょうか。
ローンはまだ15年も残っている。そして駅チカ物件の相場は暴落して駅から遠く離れた物件よりも安くなっている。
そんな状況でもしリストラや病気など何かのきっかけで失職して収入が途絶え、月々のローンを返済出来なくなってしまったら。
価格の暴落した物件を売ることも出来ず、完全に詰みます。破産してホームレスになり路頭に迷うしかないでしょう。
実際には現在から20年後には団塊世代の大半が死んで日本の人口は激減し家余り・物件余りが進行していて、ホームレスという概念自体が無くなっているので、破産してお金が無くなっても路頭に迷うという心配はありませんが、長期のローンを組んで駅チカの物件を購入した人間は経済的に非常に苦しくなってしまうことは確かです。
社会の激変期に長期の住宅ローンを組むというリスク
街の中心部にある駅チカの物件を買うか、それとも中心街からやや外れた郊外の物件を買うかという選択以前の問題ですが、そもそも30年とか35年とかいう非常に長期の住宅ローンを組むということ自体が、現在の様な激変の時代には余りにもリスクの高過ぎる行為とは言えます。
昭和の様な長期間の右肩上がりが続く安定成長の時代であれば、長期の住宅ローンを組んで家を買うという行為は合理的で正しいものでした。
しかし、グローバリズムと技術革新によって加速度的に古い価値観が根底から覆され続ける激変の今の時代に30年とか35年とかの長期のローンを組む。
冷静に考えれば非常にリスキーで危険な選択です。
もしも高額のローンを組んで家を買った後の30年とか35年の間に世間や社会の価値観が180度逆転してしまっても、そして家族や自分の病気・失業・転職などで身の回りの状況が変わってしまっても、一度下したその判断はもう取返しが付きません。
住宅ローンの失敗を例えるなら、ガングロブーム時代にコギャルが笑うセールスマン(正確には笑ゥせぇるすまん)から「30年間ガングロが取れない魔法のメイク」を買ってしまった様なものです。
今の女性の流行は美白ブームですが、笑うセールスマンから買った魔法のガングロメイクは何があっても30年間落ちませんので、そのコギャルはずっとずっと一人だけ流行後れのガングロ状態を続けるしかありません。
30年や35年などの余りにもロングスパン過ぎる長期ローンの意思決定は、社会状況や流行が変化した時に判断の取り返しが付かないのです。
金利が安いからと早まらず賃貸を借りて住んで下さい
現在の日本の超低金利に乗せられて「金利が安い今がチャンス!」と早まって駅チカの物件を住宅ローンで購入したりせずに、当面は賃貸住宅を借りて住んで下さい。
もちろん全額キャッシュで物件を買える富裕層や資産家の方は、駅チカの高層ビルでもタワーマンションでも好き勝手に買えばいいと思います。
しかし現金で物件を買えない庶民の方は、無理をして数1,000万円の借金をして駅チカ物件を買わずに、当面は賃貸の物件に住むことをお勧めします。
「キャッシュバック賃貸」から賃貸物件を契約すると最低1万円から最大10万円の祝い金が必ず貰えるのでお得です。
以上、「駅チカの物件は買ってはいけない!AI(人工知能)によって駅チカ物件の価値が暴落する未来」の記事でした。