誰もが憧れる年収1000万円のサラリーマン。その実態は激務な割に手取りは700万円程度で過酷

誰もが憧れる年収1000万円のサラリーマン。

しかし、その実態は激務な割に手取りは700万円程度と意外と少なく過酷です。

わずか3.8%の年収1000万、なぜ不幸になる?見え消費の罠、不安定で過酷な労働環境… – ビジネスジャーナル
http://biz-journal.jp/2014/05/post_4804.html

しかし、実際の1千万円プレーヤーたちの声を聞くと、不満が渦巻いている。転職サイトのアンケートでは年収に満足している人は51%と、約半分にとどまる。その多くは外資系企業で、職場環境の苛酷さに「いまの仕事なら1200万円以上は欲しい」(食品メーカー・46歳)、「体がもたない。残業も多く、休みもなく、正直しんどいです」(経営コンサルタント・44歳)と嘆いている。

「1千万円レベルの年収は、業績連動制や歩合制でかなり不安定だったり、年俸制で退職金や手当を含まない給与体系だったりする。つまり生涯年収はそこまで高くならない可能性がある。転職や再就職で同じレベルの職を見つけるのも苦労します」(転職コンサルタント)

●年収1000万円は不幸を呼ぶ?

一方、「週刊ダイヤモンド」(ダイヤモンド社/5月3・10日合併号)は『年収1000万円の不幸』という特集を組んでいる。「いつかは突破したい大台であり、ステータスも高い年収1000万円。しかし、達成した後に広がる世界は、バラ色ではなかった。一度はまると抜け出せない見え消費のアリ地獄に際限のない教育費、その上、増税では最も割を食う。そして、職場では首切りにおびえながら働く……。不幸な年収1000万円の実像と本音に迫った」という内容だ。

 年収1000万円の人は、大きく次の7タイプに分けられる。

・商社、メディアタイプ…高年収だが、際限のない交際費の持ち出しに離婚率も高い。
・医師、弁護士タイプ…安定したステータスがあるが、競争激化で落ちこぼれも続出。
・都心共働き…夫婦力を合わせて高収入を実現する近年急増中の形態。
・地方公務員…若者たちの間で人気沸騰中。夫婦で公務員は最強。
・新興IT系…若いうちから高収入を得られるも、ビジネスの賞味期限は非常に短い。
・地方企業経営者…東京よりコストがかからず、地方経済の担い手にして地元の雄。
・企業役員…会社員の最高到達点だが、任期中のリスクを避ける責任回避姿勢が目立つ。

「年収1000万円は不幸になる」といわれるのは、国が税金や社会保障の負担対象を年収1000万円に設定したことによるところが大きい。年収1000万円のサラリーマンが手にする実質可処分所得は、税制改正(給与所得控除の上限)や手当(児童手当、高校無償化)の見直しにより年々減り続け、2011年からの5年間で60万円減になるという試算もある。

(中略)

■労働環境も悪化する傾向

そして、労働環境も悪化している。ただでさえ、管理職のポストは減少している上に、女性の社会進出を支援する政策もあって、女性の積極的な幹部登用で競争は激化。今後、国家戦略特区での労働環境の自由化で、労働時間が際限なく増える恐れもある。

悲しき「年収1000万円」プレイヤー、ランチや飲み代もケチる日々…手取り額は?(税理士ドットコム) – Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170812-00006476-zeiricom-life

■ただのケチ?1000万円稼いでもランチはいつも弁当

Bさんの会社の課長職は、一般的に1000万円を超える給与をもらうことができる。しかし、直属の課長は、いつも昼は自席で黙々と弁当を食べている。年が近い先輩のように、外の店に誘ってくれることはない。夜は淡々と残業をこなし、家にまっすぐ帰宅している様子だ。

スーツもさほど高そうなものではない。高級時計もしていない。週末に金がかかる趣味をしている様子もない。「いったいこの人は何が楽しくて生きているんだろう」と思うほどだった。

■会費5000円の暑気払いを企画して大目玉

その後、Bさんは暑気払いの企画を担当した。Bさんの会社の社員はほどほどに稼ぎもある。「少しいいものを」と思い、会費5000円の店を予約し、部内のメンバーに連絡のメールを送った。

その直後、Bさんは課長に呼び出された。「お前、ちょっと考えろよ」とすごむ課長の顔は、普段仕事のフィードバックを受けるときよりも怖かったそうだ。

Bさんは「たった5000円で」と驚いたが、後でほかの先輩から課長は首都圏のブランド路線に家を建ててローンを組み、主婦と2人の子供を養っていると聞かされた。

Bさんは地方出身のため、主婦と2人の子供がいる家庭はよく目にしていた。それらの家庭の年収が1000万円以上あったとはとても思えないが、生活に困っていた風にも思えない。Bさんは、改めて東京で家庭を持つ大変さが身に染みたそうだ。

「1000万円以上稼いでも、ランチや飲みにすら行けないなんて…夢がないもんですね。僕は結婚してもずっと妻に働いてもらおうと思います」

実際に、年収1000万円を得て東京で家族を抱えると、どんな生活が待っているのか。税制上のポイントや支給される各種手当、かかる費用の目安について新井佑介税理士に聞いた。

■年収1000万円稼いでも手取りは730万円程度

当然ですが、年収1000万円でも全額がそのまま使えるわけではありません。所得税や住民税、健康保険、厚生年金、介護保険、雇用保険が給料から天引きされるため、手取りとなると思ったより少なくなってしまうのが現実です。

では、年収1000万円の手取りは一体いくらになるのでしょうか。

39歳で都内在住、妻は専業主婦で小学生の子供が2人の場合、ずばり、730万円程度となります。

ここで「程度」という曖昧な表現になってしまうのは、所得税や住民税の計算においては生命保険料や住宅ローンの有無など、社会保険料の計算においては、年収のうち賞与が占める割合や被保険者の年齢などによって、計算結果が異なってしまうためです。正確な計算は人それぞれの個別事情を考慮しなければなりません。

■年収が400万円アップしても、実質の手取りは240万円アップ程度

それでは年収600万から1000万円に400万円アップした場合、手取りはいくら増えるのでしょうか。

手取りでも400万円アップして欲しいものですが、実際には約240万円しかアップしません。なぜこのような事が起こるのでしょう。

答えは、所得税率の差のためです。年収1000万円の所得税率は20%。対して年収600万円の所得税率は10%。この税率の差が両者の手取額の差を縮めています。

この様に非常に競争が激しく過酷な激務に晒されること、また税制や社会保険制度によって大きな経済的負担を負わされるという理由のため、年収1,000万円の高給サラリーマンの生活の質や生活満足度は決して思うほどは高くはありません。

本当に身を削る様にして働いて1,000万円プレイヤーになっても手取りの年収はせいぜい730万円程度。

また、年収1,000万円のサラリーマンの場合、仕事のための交際費や奥様同士のお付き合いの為の費用も非常にかさみ、本当に好き勝手に自由に使えるお金の金額は思っているほど多くはありません。

さらに年収1,000万円以上の給与が貰えるサラリーマンの仕事はほぼ東京に集中してるため、家賃の高い東京暮らしのために高額の住居費などが必要となってきますので、その生活は想像以上に余裕がないのです。

人一倍の努力が強いられる過酷な競争と激務に晒されても、思ったほどの生活の余裕とゆとりが得られない。これが年収1,000万円のサラリーマンの生活の質や生活満足度が想像以上に低いことの理由でしょう。

これが誰もが憧れる年収1,000万円のサラリーマンの過酷な現実です。

生活の質を求めるならホワイト中小企業へ転職するのも手

生活の質や生活満足度を求めるならホワイト中小企業へ転職するのも手です。

特に贅沢をする気もなく、仕事は生活出来る程度の最低限の収入を得る為のものと割り切って、何よりも日々平穏な気持ちで居られる暮らしと自分だけの私生活の時間を大切にしたいという私と同じ様なタイプの人間の場合、そういう目的に適った比較的のんびりと働けるホワイトな仕事や会社は、探せば意外と多くあります。

「情報発信者のプロフィール」のページに書いている通り、私も業界大手のブラック企業からそんなホワイトな会社に転職して、今は大学生時代以上にのんびりと在宅ワークで働いて生活している一人です。

私が現在勤めている会社は従業員10人未満の超零細IT企業ですが、「零細企業だからブラック」「IT企業だからブラック」ということなどはなく、給与面では年収380万円とそれほど多くの年収ではないものの(地方在住ですので贅沢をせず質素に生活するのであれば十分以上の金額で、毎月10万円以上貯金出来ています)、1日平均3時間の在宅ワークの労働で大半の大手企業よりも遥かにホワイトな環境で働くことが出来ています。

また、在宅ワークでのホワイトな労働環境で非常に時間的な余裕がありますので、その時間を活用した副業のWEB制作で本業の給与の他に年70万円ほどの副収入を得て、のんびり働きながら450万円ほどの年収を稼げています。

生活の質や生活満足度を追い求めたいという方、もっとのんびりと自分のペースで働きたいという方は、ホワイト中小企業への転職という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

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以上、「誰もが憧れる年収1000万円のサラリーマン。その実態は激務な割に手取りは700万円程度で過酷」の記事でした。

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