40代だとバイトの面接も受からない?今の日本は深刻な人手不足で猫の手も借りたい状態です

「40代だとバイトの面接も受からない」そう思って社会復帰を最初から諦めてしまっている高齢ニートや中年の無職の方もいるのではないでしょうか。

しかし、現在の日本は団塊世代の現役引退や若者の減少などにより、歴史的な人手不足状態に突入しています。

リーマンショックや派遣切りなどによって失業者が激増し、フリーターや学生バイトなどの若者が労働市場に溢れていた10年前前後とは全く違い、アルバイトやパートを採用する企業の側でも選り好みをする余裕など全くなく猫の手も借りたい状態で、たとえ40代であっても働き手が欲しいという企業が非常に増加しています。

40代だとバイトの面接も受からない、40代の中年だとバイトですら勤め先が見つからないという常識は、今では完全に過去のものとなっているのです。

高騰するバイトの時給。フリーターの自活が容易な時代に

40代の方の場合、実家や親元に寄生することが出来ずに、家から独立し一人暮らしをして自活が求められる方も多くいると思います。

フリーターや非正規雇用が社会問題とされていた10年ほど前までであれば、パートはアルバイトの時給は700円程度という低賃金も当たり前であり、フリーターや非正規雇用の方が一人暮らしで自活するという選択は、かなりハードルが高い状況が続いていました。

しかし、昨今、その状況は大きく変わりつつあります。

以下は厚生労働省が発表した平成14年(2002年)から平成28年(2016年)までの全国の最低賃金の推移の票です。

厚生労働省「平成14年度から平成28年度までの地域別最低賃金の推移」(PDF)

2002年では全国の最低賃金の平均(全国加重平均額)は663円と600円台であり、パートやアルバイトは700円程度という低賃金の時給が当たり前の非正規格差の時代でした。

一方で2016年現在では、2002年当時よりも最低賃金は150円以上も上昇し、全国の最低賃金の平均は823円と800円を超え、東京では最低賃金が932円と900円を超えるなど、アルバイトやパートであっても900円以上の時給が当たり前という時代に入っています。

この様なアルバイトやパート労働者の時給高騰は特に都市圏で顕著であり、関東・関西・東海では、アルバイト・パートの平均時給が1,000円を突破しました。

アルバイト・パート時給上昇が加速 – BLOGOS(ブロゴス)
http://blogos.com/article/245042/

さまざまな業種で人手不足、またアルバイトやパートの時給高騰の悲鳴が漏れ伝わってきます。働き手としての労働力人口は少子高齢化の影響を受けて減る一方です。ただでさえ働き手が不足しているところに、わずかでも景気が回復してきた結果、アルバイトやパートの時給の高騰に拍車がかかってきています。

リクルートが、求人メディア 『TOWNWORK』 『TOWNWORK社員』 『fromA navi』に掲載された求人情報から、アルバイト・パート募集の求人情報を抽出し、募集時平均時給を時系列で調査していますが、とくに首都圏・東海・関西の三大都市圏の時給高騰が顕著です。

この7月度の集計では三大都市圏で、前年同月より23円増加の1,010円、2.4%増でした。

パート・アルバイトの時給高騰はさらに進行中で、人口動態から日本の生産年齢人口(労働力人口)がこの後も年々さらに落ち込み続けることを考えれば、AI(人工知能)の本格的な労働市場への導入が行われる今後10年から20年までの間は、フリーターや非正規労働者の給与は今後もさらに右肩上がりで急騰し続けることが考えられます。

現在の急激な非正規雇用者の賃金上昇ペースが続けば、アルバイトやパート労働者の時給が1,500円前後が当たり前の時代。その様な時代も決してそう遠くはありません。

時給が1,500円程度に達すれば、1日8時間労働、月間25日出勤で月給も30万円に達しますので、アルバイトやパート労働者であっても、ボーナスを考慮しなければ正社員とほとんど同等の賃金水準を得ることも可能です。

この様に現在の日本では人手不足によってアルバイトやパートの賃金が急騰している状況で、フリーターや非正規労働者であっても贅沢さえしなけば十分な収入を得て自活して生きている労働環境が生まれつつあるのです。

40代でも若者になる社会が到来しようとしている

また、かつてであれば40代の中年は「おっさん」や「おばさん」で年寄りに近い存在でしたが、深刻な高齢化による人口ピラミッドの変化により、日本は40代でも「若手」と呼ばれるような社会になりつつあります。

下の1950年(昭和25年)から1980年(昭和55年)、そして2014年(平成26年)までの日本の人口ピラミッドの推移のグラフをご覧ください。

人口ピラミッドの変化(「平成27年版厚生労働白書 – 人口減少社会を考える -」から)

1980年時点では、日本の人口の大半は30代以下の若い年代であり、40代以上の年齢は少数でしたが、現在ではこの社会の大半を40代以上の人口が占め、40歳であっても社会の中では十分に若い方に属する様な年齢分布となっています。

上記のグラフは2017年現在から3年前の2014年時点での年齢分布ですが、現在ではさらにピラミッドの全体が上に押し上げられていますので、さらにこの傾向は強まっています。

この様に40代であっても社会全体の年齢分布を見れば若者に属する様な時代で、求人採用を行う企業の側でも「40代はアルバイトやパートで雇わない」という選り好みなど到底出来ない状況に追い込まれています。

今の日本は深刻な人手不足によって猫の手も借りたい状態ですので、「40代だとバイトの面接も受からない」と決めつけて社会復帰を最初から諦めてしまっている高齢ニートや中年の無職の方も、もし社会復帰を希望されているのであれば、この売り手市場のチャンスにアルバイトの求人に応募してみてはいかがでしょうか。

ニートや無職は派遣社員から社会復帰するのが一番無難

私自身も身体を壊して大手ブラック企業を辞めて無職になり、その後派遣社員から契約社員を経て中小企業の正社員となった経歴の人間ですが、過去にまともな職歴も無いニートや無職の方の場合、派遣社員から社会復帰するのが一番無難です。

まともな職歴も無いニートや無職からいきなりの正社員は非常にハードルが高いです。

参考:ニートからいきなり正社員はハードルが高い。まずは派遣に登録して働くことに徐々に慣れるべき

現在の日本は非常に深刻な人手不足であり、無職やニートの方であっても選り好みしなければ意外と正社員に就職出来てしまったりもします。

しかし、社会経験の乏しい無職やニートの方の場合はむしろ就職した後が問題で、気ままな無職やニートの生活から正社員の過酷な社畜生活への切り替えが出来ず、せっかく決まった正社員の仕事を「働くのが辛い」という理由で数ヶ月ですぐに辞めてしまうという例が非常に多いのです。

ですので、ニートや無職の方には、まずは仕事の負担や責任も比較的軽く、週3日などの比較的に少ない出勤日数、1日5時間程度の少ない労働時間から働くことも可能で、残業なども基本的に発生しない派遣社員から、社会復帰することをおすすめします。

また、通常のアルバイトですと「仕事が合わなくて辞めたくなった」「人間関係が上手く行かなくなって嫌になった」などの場合、また次のバイトを先を探して求人に応募して面接をしてと、全てを最初からやり直さなければなりません。

しかし、派遣社員の場合は「仕事を変えたい」と派遣会社のスタッフの人に相談することですぐに別の仕事や職場に変えて貰うことも可能ですので、「もし上手く行かなくとも他の派遣先で頑張ればいい」と比較的気軽な気持ちで働けるのも、社会復帰をされるニートや無職の方にとってはメリットです。

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以上、「40代だとバイトの面接も受からない?今の日本は深刻な人手不足で猫の手も借りたい状態です」の記事でした。

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