芝麻信用と天網工程によってアニメ「サイコパス」の世界がリアルに完全に実現している超監視国家・中国

2012年10月から2013年3月までフジテレビの深夜アニメ放送枠「ノイタミナ」にて放映された「PSYCHO-PASS サイコパス」という近未来SFアニメをご存知でしょうか?

ご存知でない方は、まずは「PSYCHO-PASS サイコパス」の世界のイメージを掴むために以下のプロモーション動画をご覧ください。

「PSYCHO‐PASS サイコパス」第2弾PV – YouTube

何か良く分からないですが、おどろおどろしいハードボイルドな世界ですね。

100年後の超監視社会のディストピアを描いた「サイコパス」

アニメ「サイコパス」は100年後の超監視社会というディストピアの未来を描いた作品です。

以下が深夜アニメ「サイコパス」の世界観などの概要です。

PSYCHO-PASS – Wikipedia

『PSYCHO-PASS サイコパス』(サイコパス)は、Production I.G制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品、および、これを原作としたメディアミックス作品。フジテレビ「ノイタミナ」にて、2012年10月から2013年3月までテレビアニメ第1期が、2014年7月から9月までテレビアニメ第1期の新編集版が、同年10月から12月にはテレビアニメ第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』が放送され、2015年1月には映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が公開された。

■ストーリー設定

舞台は、人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」(以下シビュラ)が導入された西暦2112年の日本。人々はこの値を通称「PSYCHO-PASS(サイコパス)」と呼び習わし、有害なストレスから解放された「理想的な人生」を送るため、その数値を指標として生きていた。

その中でも、犯罪に関しての数値は「犯罪係数」として計測され、たとえ罪を犯していない者でも、規定値を超えれば「潜在犯」として裁かれていた。

そのような監視社会においても発生する犯罪を抑圧するため、厚生省管轄の警察組織「公安局」の刑事は、シビュラシステムと有機的に接続されている特殊拳銃「ドミネーター」を用いて、治安維持活動を行っていた。

本作品は、このような時代背景の中で働く公安局刑事課一係所属メンバーたちの活動と葛藤を描く。

第2期は第1期終了時点から1年半後から始まり、シビュラシステムと公安局に攻撃をしかけてくるシステムに認知されない犯罪者を追うことになる。

サイコパスの舞台は西暦2112年の日本ですので、2012年の放送開始当時からちょうど100年後の未来を描いたSFアニメ作品です。

このサイコパスの世界観は、100年後には人間のあらゆる心理状態や性格傾向の計測を可能とし、それを数値化する機能を持つ「シビュラシステム」が導入され、人間の人格や性格を完全に把握して犯罪を事前に取り締まり市民を支配するという超監視社会のディストピアが実現しているという設定です。

脚本はアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」などの脚本でも知られるエロゲシナリオライターの虚淵玄(うろぶち げん)氏。虚淵氏はエロゲメーカー・ニトロプラスの取締役でもあります。

虚淵氏の書くシナリオの作風は、以下にあるように絶望的で重く暗くハードな設定や筋書きにあります。

虚淵玄とは (ウロブチゲンとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

1972年生まれ。東京都出身。ニトロプラス所属。

所謂エロゲーに一般的に見られる、恋愛や萌えや性的描写を全面に押し出す作品とは対照的に、重く暴力的な描写やアクションシーンを得意とする。それがニトロプラス方向性に大きな影響を与え、ニトロといえばバトルと思っている人も少なくない。

PCアダルトゲームのみならず、小説の執筆やアニメの脚本も手掛けている。最近ではアニメの脚本がメイン活動となっている。

上記のような熱い物語展開以外にも、ストーリーの暗さ、重さ(ハード、重厚さ)にも定評がある。本人は 「心温まる物語を書きたい」 という思想を持つも、本人曰く『本当はハッピーエンドにしたいのにどうしてもバッドエンドになってしまう』のだとか。そういう傾向に悩んで一時は断筆まで考えたが、『Fate/Zero』の執筆を機に開き直った立ち直った様子。

アニメ脚本の代表作である「魔法少女まどか☆マギカ」でも分かる様に、虚淵氏は重く暗く救いようのない絶望的な鬱展開のシナリオを書くことから、エロゲヲタクの間では「虚淵が関わった作品=暗い鬱展開」というイメージが広く知れ渡っています。

シャフト製作のテレビアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の脚本を全話担当した事でも有名。蒼樹うめのキャラクター原案の可愛い絵柄を持った当作品においても、相変わらずの作風を発揮していた(強烈過ぎたせいか、鬱展開になるという印象が独り歩きするほどであり、日本のみならずフランスなど海外においてもそういう印象を持たれている様子)。

この様にエロゲシナリオライター時代から鬱展開に定評のある虚淵氏が脚本を書いた絶望的なディストピア世界がアニメ「サイコパス」なのです。

そんなサイコパスの設定はやはり凄まじく暗く絶望的なものであり、400作品以上を見ているアニメヲタの方のブログでも、以下の様に屈指の鬱アニメとして評されています。

400作品以上見た僕が勧める絶望感を感じるアニメ – 部長ぱずーの
http://www.pa-zuu.com/entry/zetubo

最後は「サイコパス」。

この作品は絶望的な「シーン」というよりも、作品の「設定」自体が絶望的です。笑

「サイコパス」の裏側的な設定は、作品の終盤で明かされていくのですが、何が正義で何が悪なのか・・・そういう社会のシステムそのものに疑問を投げかけるような、非常に奥深い作品となっています。

監督には「踊る大捜査線」の本広監督が座っています。「踊る大捜査線」も警察の内部組織に大きな疑問を投げかけた作品でした。それをさらに2次元的、科学的に表現した作品が「サイコパス」。

劇中ではそれぞれのキャラクターがそれぞれの立場で悩む葛藤が描かれています。

特筆すべきは、サイコパスの裏側的な設定は、今まさに我々が向かおうとしている世の中に近いかもしれない・・・という不気味さ。

1つの大きなシステムが構築された時、それが絶対なる正義として振りかざされ、人は自分で選択することを辞めてしまうのか・・・それとも疑問を持った人間が立ち上がるのか・・・。

あなたはどちらの立場を選びますか?

話を聞くだけでも絶望的な恐ろしさを感じるアニメですね。

しかし、恐ろしいことにこの「サイコパス」のディストピア的な超監視世界は、100年後の遠い未来どころか2018年現在の時点で、既にこの現実世界において99%ほぼ完全に実現しているのです。

それは「芝麻信用」と「天網工程」によって人民の監視と統制が行われている超監視国家・中国(中華人民共和国)です。

芝麻信用と天網工程によって「サイコパス」の世界がリアルに実現している中国

超監視国家・中国では既に完全にアニメ「サイコパス」で描かれた100年後のディストピア世界が実現しています。

アニメ「サイコパス」での市民の監視・管理システムは「シビュラシステム」によって行われていましたが、中国の場合はそれは「芝麻信用」と「天網工程」という二つのシステムによって行われています。

国民の信用度を数値で評価する「芝麻信用」システム

「芝麻信用」(セサミ・クレジット)とは中華人民共和国で導入されている市民の信用度の数値評価システムです。

信用のプラットフォーム「芝麻信用」 – 金融ITフォーカス
http://fis.nri.co.jp/ja-JP/publication/kinyu_itf/backnumber/2017/10/201710_7.html

■個人の行動データに基づく信用スコア「芝麻信用」

アリペイの付帯機能として、2015年に個人の行動データを元にした「芝麻信用(Zhima Credit)」サービスが始まった。スコアリングには以下のような項目が利用されていると言われている。

  • アリペイでの支払い履歴
  • 個人の学歴や職歴
  • マイカーや住宅など資産の保有状況
  • 交遊関係など

芝麻信用にはアリペイ上の決済情報だけでなく、アリペイを運用するアリババグループのSNSサービスなどでの人間関係のデータも含まれている。また、学歴や保有不動産などのアリペイ上で把握できない項目はユーザー自らがオプトインによる入力で情報を提供している。

芝麻信用は350点から950点の範囲で信用スコアを算出する。この信用スコアは以下の5つの領域それぞれの指標を総合的に計算して点数化したものである。

  • 身分特質(ステイタスや高級品消費など)
  • 履約能力(過去の支払い履行能力)
  • 信用歴史(クレジットヒストリー)
  • 人脈関係(交友関係)
  • 行為偏好(消費面の際立った特徴)

信用スコアは上から、950~700が「信用極好」、699~650が「信用優秀」、649~600が「信用良好」、599~550が「信用中等」、549~350が「信用較差(やや劣る)」と分類されている。正確なスコアリングの分布は公表されていないが、550から699の範囲に大半が分布すると推計されている。

上記の様に「芝麻信用」は、様々な角度から算出した個人の信用度を信用スコアの数値で評価しデータベース化しています。

そしてこの「芝麻信用」で信用を損ない「失信被執行人リスト」に掲載された市民には、公務員になれない、出国できない、融資を受けられないなど様々な罰則が与えられます。

「信用の可視化」で中国社会から不正が消える!? – WEDGE Infinity
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/10557

■個人の信用がスコア化される

芝麻信用(セサミ・クレジット)とは、アントフィナンシャル社旗下の第三者信用調査機関が提供する個人と企業の信用状況を示す指数だ。2015年から始まった、まだ新しいサービスである。アリペイ・アプリからサービス開始を申し込むと、自分のスコアを簡単にチェックすることができる。スコアは最低で350点、最高で950点となる。「スコア公開」機能もあり、SNSなどを通じて第三者に自分の信用力をアピールできるようにもなっているのがユニークだ。

このスコアはどのように算出されるのか? ネットショッピングや振り込み、決済などのアリババグループのエコシステムに関する取引記録と政府のオープンデータベースの2種類がある。後者については学歴や公共料金支払い記録に加え、「失信被執行人リスト」というデータベースも含まれる。

「失信被執行人リスト」、通称「老頼リスト」(踏み倒し者リスト)とは、契約を履行しなかった不誠実者を公開するデータベースだ。裁判での判決に従わず賠償金を滞納した人や暴力や脅しで判決の執行を妨害した人が主な対象となる。契約を守らず金を支払わない、裁判で負けても判決を遵守しない、そうした踏み倒し行為を念頭に置いた制度だ。

もっとも金銭以外でも判決を遵守しなかった場合にはリストに掲載される。2016年には離婚した女性が「月に2回は元夫と子どもを面会させる」という調停協議を守らなかったため、リストに掲載された例もある。掲載されると単に不名誉なだけではなく、公務員になれない、出国できない、融資を受けられない、飛行機や鉄道の一等寝台など高級消費が禁止されるといった実害もある。

中国の芝麻信用における「信用ポイント」や「失信被執行人リスト」「老頼リスト」は、まさにアニメ「サイコパス」のシビュラシステムにおける「犯罪係数」や「潜在犯」の概念そのものです。

用語集 – 「PSYCHO-PASS サイコパス」まとめ Wiki

■犯罪係数(はんざいけいすう)
シビュラシステムによって数値化されたパラメータの1つで、犯罪者になる危険性を表した数値。上昇した犯罪係数は、セラピーによって下げることのできる数値に限界があるとされており、数値が一定の基準を超えて回復しない者は、犯罪を犯す以前に「潜在犯」と呼ばれる犯罪者として扱われ、社会から実質的に排除・隔離される。

■潜在犯(せんざいはん)
サイコパスにおける犯罪係数が規定値を超える者は潜在犯として認定され、社会から隔離・治療・排除の対象となる。

この様に中国では100年後の未来のディストピアを描いたアニメ「サイコパス」の世界がすでに完全に実現しているのです。

人工知能を用いた監視カメラネットワーク「天網工程」

そしてこの「芝麻信用」を補強して中国の超監視社会をさらに強化しているのが、人工知能を用いた監視カメラネットワークであり顔社員と身分証データベースを紐づけした市民監視システムである「天網工程(スカイネット計画)」です。

天網工程(スカイネット計画)とは一体どの様なシステムであるのか?

中国語なので言葉は分からないと思いますが、雰囲気は掴めるかと思いますので、まずは中国のニュース映像をご覧ください。

中国当局による市民の監視が何か物凄いことになっているのは伝わってきます。

市民監視システム「天網工程」の概要については以下の通りです。

天網 – Wikipedia

天網(てんもう、中国語: 天网工程、拼音: tiān wǎng)とは、中華人民共和国本土(大陸地区)において実施されている人工知能を用いた監視カメラネットワークである。

英訳すると人工知能の危険性を訴えたジェームズ・キャメロンのSF映画『ターミネーター』に登場するコンピュータ「スカイネット」と同名であることから英語圏や日本の一部メディアでは「スカイネット(英語: Sky Net)」と呼んでいる。

2000年代から長春市や成都市、長沙市など中国各地で試験的に導入され、2012年に首都である北京市でも本格導入が始まって2015年に農村部を除く市内の100%をカバーしたと発表された。2020年までの中国全土の導入を目指している。2017年に貴陽市でBBCの記者がシステムを試した際は7分で身元を特定されて拘束されている。

2017年時点で中国は1億7000万台の世界最大の監視カメラネットワークを構築しているとされ、監視カメラ業界では官需で急成長した中国企業がシェア世界一となっている。

また、グーグル・フェイスブック・マイクロソフトなど欧米の大手IT企業相手に国際大会で優勝する水準の情報処理技術を持つ中国企業が天網を支えているとされている。中国の国営放送であるCCTVでは習近平国家主席の功績の1つに挙げている。

中国の反体制派弾圧に利用されていると伝える欧米などのメディアに対し、中国の国営紙である環球時報は天網は専ら犯罪者に対して利用されていると反論している。

天網工程を支えるAI(人工知能)にはあのグーグル・フェイスブック・マイクロソフトなどを打ち負かす技術が用いられている…というのは凄い話です。

下のブログ記事は2015年時点の少し古い情報ですが、中国政府によって天網工程が急速に増強されてきた過程が書かれています。

4300人の監視員が30万台のカメラで北京を全面監視…「天網工程」とは? – 黒色中国BLOG
http://bci.hatenablog.com/entry/2015/10/07/120316

2012年以後北京で始まった「天網工程」(北京市全域の監視システム)は、今年の国慶節(中国の建国記念日=10月1日)で100%のフルカバーとなった。

公安局は4300人を動員し、監視カメラの映像を監視させている。

監視カメラの数は少なくとも約30万台。362の派出所で映像が記録されている。街中の監視カメラは去年より29%増加している(香港紙『明報』の報道)。

実際は40万台を越え、その80%は北京市の中心部に設定されている。(識者の劉先生の情報)

北京警察によれば、今年以後『天網工程』により、1500件の犯罪を摘発し、2370名を逮捕。これは去年より5%多い数字である。同時に、北京の街頭における刑事犯罪と治安案件は去年より27.7%少なくなった。

北京市の1万6千平方キロメートルの面積の中で、市の中心部である6つの区の面積は670平方キロメートルである。劉先生の数字を当てはめてみると、北京市の中心部の区では1平方キロメートルごとに400台以上の監視カメラを設置しており、これは1万名あたり50台の監視カメラがあることになる。

上のブログは2015年時点の情報ですが、2012年に北京市で30万台の監視カメラを設置して開始された天網工程は大きく範囲を拡大し、2018年現在では中国全土で1億7000万台の監視カメラを設置し、中国の全主要都市をカバーするに至っています。

さらに14億人の身分証データベースと、自動的に顔認証を行うAI(人工知能)登載の最新式監視カメラ2000万台も天網工程に組み込まれ、犯罪者追跡システムの精度は飛躍的に向上しています。

サイバー監視で『水滸伝』的物語が成立しなくなった中国 – JBpress
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/52124

■『水滸伝』vs中国共産党スカイネット計画

1990年、上海でフルーツ屋を営んでいた張某という人物は来客と口論となり、店内にあった包丁で衝動的に相手を刺殺。そのまま店と家族を捨てて逃亡し、行方不明となっていた。張某は指名手配を受けたものの、捕まらずにまんまと逃げおおせ、後に内モンゴルで事実婚をして子どもまで作っていたという。

やがて張某は2014年、ある寺を参拝した際に往年の悪行を悔いるところがあり、一念発心して剃髪。その後は行雲流水のごとく流浪して道を求める遊行僧として、山西省・江西省・四川省などの小寺院を数カ月ごとに移り歩く生活をおこなっていた。

ところが昨年6月、捜査当局はこの遊行僧が27年前の殺人犯であることを突き止め、浙江省台州市の白雲山の寺院にいた張某を逮捕。捕吏が踏み込んだ時、この遊行僧は只管(ひたすら)に南無阿弥陀仏を唱えて念仏看経し、ついに自身が張某であるとは認めなかったというが、やがて取り調べで罪を認めたという。

公安側がいかにして27年前の殺人犯を特定したかは報じられていないが、やはり近年の中国の犯罪者特定システムによって判明したと考えるのが自然だろう。

いまや中国は国民のデータベース化に加え、全国に1億7000万台の監視カメラが設置されたサイバー監視大国となっている。監視カメラのうち2000万台は顔認証機能で指名手配中の犯罪者を自動認識するアプリが組み込まれた最新型だ。

2015年ごろから整備されるようになったこの徹底した犯罪者追跡システムは「天網工程(スカイネット計画)」と呼ばれている。犯罪者が出家して僧侶になることで過去をごまかす手法も、いよいよ通用しなくなってきたというわけだ。

昨年末にはBBCの記者が貴州省貴陽市の公安局でハイテク制御室を取材した際に、このスカイネットの性能がどれほどか試す企画をおこなったところ、犯人役の人物が「逃亡」してからわずか7分間で居場所を突き止められてしまったことが報じられた。

1000年の時間を経ても中国の民間社会に残り続けた『水滸伝』的伝統も、サイバー監視の徹底によってついに終わりを迎えるのか。中国の変化がはじまりつつある。

すでに私たちが暮らすこの現実世界では、100年以上も先の未来を描いたアニメ「サイコパス」の世界が、中国においては「芝麻信用(セサミ・クレジット)」と「天網工程(スカイネット計画)」によってほぼ完全に実現しつつあると言えるでしょう。

また、2018年2月28日のウォール・ストリート・ジャーナルでは以下のニュースが報道されるなど、中国はますますアニメ「サイコパス」の世界と化しています。

ビッグデータで危険人物「予測」 中国の治安対策 – ウォール・ストリート・ジャーナル日本版
http://jp.wsj.com/articles/SB12343497592033114173304584071460854064956

中国当局は、民族間の対立が続く新疆ウイグル自治区に大量のデータを駆使した監視プラットフォームを配備している。問題を起こす危険のある人物を特定し、先んじて拘束するためだ。国際人権組織ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が27日、明らかにした。

現代の中国においては、「隠れて悪事を働く」「人を騙してズルをする」「個人が社会に対して秘密を隠し持つ」ということ自体がほぼ不可能な社会となりつつあるのです。

この様に現代の中国では、まさにアニメ「サイコパス」の「シビュラシステム」が、すでにほぼ完全に実現していると言えるでしょう。

この世界の現実はフィクションを遥かに超えている

このアニメ「サイコパス」と中国の超・監視社会の事例で分ることは、私達の暮らすこの世界の現実はアニメや漫画などに描かれたフィクションを遥かに超えているということです。

アニメの中ですら100年後の遠い世界のディストピアとして描かれたことフィクションが、実はもうすでに実用化されていてこの世界の市民を支配しているのです。

このブログで紹介している様々な未来予測について「突飛過ぎる」「馬鹿げている」「ただの妄想だ」「信じられない」「常識的にあり得ない」「アニメの見過ぎ」と思われるかもしれませんが、実際にアニメの中の世界の様な常識では信じられない様なことが起こっているのがこの現実世界なのです。

また、「陰謀論」と最初から馬鹿にして聴く耳を持たない視野狭窄の方もいますが、上記の中国と同様の監視システムはこちら側のアメリカや日本などの世界でも既に同様に導入されているはずです。

CIAや公安などがGoogleやFacebook、Twitterと結びつき接続情報からアカウントと個人を紐づけして、都合の悪い危険思想の持ち主をリスト化するなどは技術的には十分に可能でしょう。

ただ、こちらの世界では中国の様なあからさまな市民に対する思想弾圧は行えませんが、本当に都合の悪い存在は事故を装うなどしての抹殺は可能なはずです。

もしも毎日更新している私のこのブログの更新が止まったら、右側か左側か知りませんが、どこかの勢力に殺られたと思って下さい。まあ、単にブログに飽きたか心折れただけの可能性の方が高いですが。

この世界の実態は想像を遥かに超えていますので、考え方を柔軟にしてこの現実世界の進化と変革の凄まじいスピードに乗り遅れない様にしていきたいものです。

アニメ「サイコパス」はPC版ゲームも販売中

この記事でネタにしたアニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」はPC版のゲームもダウンロード販売中です。

「PSYCHO-PASS サイコパス 選択なき幸福」(DMM.com)

2112年、東京。厚生省公安局刑事課一係にふたりの新人が配属された。
ひとりは記憶喪失の監視官・誓湯撫子。
もうひとりは行方不明の幼なじみを探す執行官・剱拓真。
冷静沈着だが人の感情を解さないドロイドのような女、撫子と、ハードボイルドを目指す熱血人情派の男、剱。
正反対のふたりの出会いによって、運命の輪は動き始める。

事件の舞台となるのは、東京から遠く離れたかつての未来都市・佐渡海上市。
真相にたどり着いたとき、彼らの選ぶ「答え」とは

以上、「芝麻信用と天網工程によってアニメ「サイコパス」の世界がリアルに完全に実現している超監視国家・中国」の記事でした。

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