現在の投機的マネーゲームの延長線上には仮想通貨の本当の未来と可能性はない!今必要なのは哲学的議論

現在の投機的マネーゲームの延長線上には仮想通貨の本当の未来と可能性はありません!

発展段階である現在の仮想通貨システムに必要なのは、儲け話ではなく哲学的な議論です。

現在の仮想通貨はシステム的に破綻する見込みが高い

元2ちゃんねるの開設者である「ひろゆき」こと西村博之が仮想通貨ビットコインの展望に関しての見解を述べています。

ひろゆきがビットコインは長期的に見るとダメになるとしか思えない理由! – finAsol
http://www.fina-sol.com/news/106678.html

■ビットコインは改ざんされていつか終わる

ビットコインのルール上、プログラムの51%を抑えると、改ざん出来るようになります。そうなると、今のビットコインのルールが変わり、ビットコインの全てが終わると考えていいと述べます。

タチが悪いのが、51%を占めた何者かが、自分だけ得するような改ざんをこっそり行っていくということ。バレたらみんなが不安に感じてしまうため、分からないように搾取されてしまうそうです。

今、ビットコインのプログラムを動かしているのは、ほとんどが中国人マイナー。これは、電気代が安いことが関係していますね。

中国では日本よりも電気代が安いので、マイニングをする人間が多いのです。
つまり、ひろゆきの言い分では最終的に計算量で優っている中国人マイナーがマイニングの計算能力の51%を抑え、ビットコインを支配する日が来るということになりますね。

■ババをいつ引くか?ということだけは考えておいた方が良い

今はみんながビットコイン買って価格上がっているから、それに乗って儲けるのは良いけど、最終的には絶対に損するから、ババ抜きがいつか?ってのだけは考えておいた方が良い。ビットコインすげぇって言ってる人にこれの答えを聞きたい。

例えば、2017年の8月に行われた中国のビットコインそのまま派と分裂派(ビットコインクラシック)で分裂派が勝っていたら、分裂派は51%を取れていたことになるので、その時点でビットコインは終わっていた。

■毎日ハッカーと闘うなんて無理!

ビットコインの取引所には色んな人が預けていて、そのサーバーに侵入することが出来れば、下手すれば数億円手に入る。そうすると、普通の銀行と同じくらいのセキュリティが必要になるわけですよ。

で、普通の銀行は、機関システムをインターネットに繋げてないじゃん、危ないから。

でも、銀行のシステムがインターネットに繋がっていて世界中からハッキングしてください、どうぞ!ってなってたら、そりゃもう世界中から攻撃されるじゃん。ワンチャン、一億円とか手に入るわけでさ。

ロシアのハッカーで、どうせ暇だしマウントゴックス(取引所)侵入してみるか、みたいなことをやる人が世界中にいるわけですよ。で、そんなハッカーたちと毎日闘うなんて、無理無理。

■ビットコインはチキンレース

仮想通貨自体は、しっかりとした仮想通貨が生まれる可能性もあるので、ビットコイン(仮想通貨)のアイディアは評価している。

価格が上がったり下がったりして、あぁ楽しいってのも良いと思う。

ただし、ビットコインは誰か一人だけが必ず得をする仕組みだから、気を付けておいた方がいいってことを分かっていない人がいることに僕は危惧している。

内容を要約するとビットコインや現在の仮想通貨には

  • 富を独占する一部の人間によって自由自在にルールを改ざんされる可能性が高い
  • インターネット上で世界中のハッカーから攻撃の対象にされる
  • チキンレースを楽しむのはいいが、必ず最後はだれか一人だけが勝つ仕組み

という致命的な問題があり、システム的に破綻する見込みが高いという見解です。

この見解には私も完全に同感であり、また税金関連などの法整備も十分に整っていないことから、一般庶民が現時点で無理に未発達のビットコインや仮想通貨に参戦する必要はないと考えています。

現在の仮想通貨バブルはチューリップバブルと同じ

現時点では仮想通貨が実用性の面で最低限のレベルに達していない中での現在の仮想通貨バブルは、オランダの「チューリップバブル」と同様の現象である。

それが私自身の投機的マネーゲームと化している仮想通貨投資への見解です。

チューリップ・バブル – Wikipedia

チューリップ・バブル(蘭: Tulpenmanie、 Tulpomanie、 Tulpenwoede、 Tulpengekte、 bollengekte。英: Tulip mania、Tulipomania、チューリップ狂時代とも)は、オランダ黄金時代のネーデルラント連邦共和国において、当時オスマン帝国からもたらされたばかりであったチューリップ球根の価格が異常に高騰し、突然に下降した期間を指す。

チューリップ・バブルのピーク時であった1637年3月には、1個当たり、熟練した職人の年収の10倍以上の価格で販売されるチューリップ球根も複数存在した。

1619年から1622年にかけて、三十年戦争の戦費調達のためにヨーロッパ全体で行われた貨幣の変造「Kipper-und Wipperzeit」にも、バブル経済類似の熱狂が存在したと指摘する研究者もいるものの、チューリップ・バブルは、記録に残された最初の投機バブル(またはバブル経済)であると一般に考えられている。

「チューリップ・バブル」という語は、今日では、資産価値がその内在価値を逸脱するような大規模なバブル経済を指してしばしば比喩的に用いられる。

チューリップバブルと現在の仮想通貨バブルの最大の共通点として言えることは、現実世界では実利益や価値を持たないものが、純粋に投機的なマネーゲームだけの対象として取引をされているということです。

過去の人類の歴史から見ても、この様な非生産的で虚無的なバブルは崩壊することが必然的であり、現在の仮想通貨バブルは2018年内には完全に崩壊するものと私は予測しています。

現在の投機的なマネーゲームの延長線上には、仮想通貨の本当の未来と可能性はありません。

仮想通貨の長期的な可能性と未来は計り知れない物がある

しかし、10年先、20年先を見通した時、長期的な仮想通貨の可能性と未来には計り知れない物があると私は考えています。

もちろんその頃には、現在の様な未発達の仮想通貨のシステムではなく、仮想通貨はより完成に近づき進化したシステムとなっています。

現時点での仮想通貨の発展段階を画像で例えるならこんな状態です。

西太平洋上のミクロネシア連邦の西端に位置する島であるヤップ島で結納金として用いられていた石貨という巨大な石の貨幣です。

石貨 – Wikipedia

石貨の価値を決めるのは個々の石貨の来歴であり、それを所有している者とそれを譲られる者の話し合いによって譲渡の条件が決定される。

例えばこの石貨はサイズも大きく、白人が来る前からヤップにあったので極めて価値が高いから、あのパンの木何本と交換しよう、というような条件である。

また普通の貨幣のように人が携帯するものではなく、特に大きくて動かせないものは屋外の一定の場所に据えられた状態で、所有者が変わってもその場所は変わらない。よって、経済学的には石貨は貨幣とは見なさない。

現在の仮想通貨は送金に最低でも10分程度の時間が必要であるなど、この巨大な石貨と全く同様に、非常に不便で現実生活における実用性の面でほぼ全く使い物にならない段階の出来損ないの貨幣です。

しかし、仮想通貨システムの発達と共に、現在私達が貨幣なくしてはまともに生活することが出来ない様に、今後10年後20年後には仮想通貨なくしてはまともに生活出来なくなる時代が到来すると私は考えています。

ではその様な現在より進化した未来の仮想通貨とは一体どの様なものか?

未来の仮想通貨の完成形は、おそらく「時間の消費に対する対価として支払われるもの」となるのではないでしょうか。

そして完成形となった仮想通貨にはもはや「取引所」というシステムは存在せず、下らない投機的なマネーゲームが介在する余地もありません。

この様な仮想通貨の完成形態、仮想通貨に関する将来予測については、詳しくは以下の記事をお読みください。

参考:現在はまだ発展途上の形態の仮想通貨。仮想通貨の未来の完成形とはどのようなものか

目先のマネーゲームに囚われて仮想通貨の真の可能性を見失ってはいけない

結局の所、重要なのは目先のマネーゲームに囚われて仮想通貨の真の可能性を見失ってはいけないということです。

仮想通貨バブルに浮かれて今更一攫千金を狙って仮想通貨に参入する人間は馬鹿な情弱ですし、逆に「仮想通貨なんてただのバブルだ」と仮想通貨の本来の可能性を見損なうのは思慮の足りない軽薄な人間です。

私から言わせれば、仮想通貨マンセー派も仮想通貨否定派もどちらも間違っているのです。

そしてインターネット上では、「ビットコインを買って儲かった」とか「仮想通貨バブルに乗り遅れて損した」とかいう投機やマネーゲームの対象としての仮想通貨の話題ばかりが語られ、仮想通貨の本来の可能性などの本当に重要な議論がほとんど行われていない。

私は仮想通貨には、単なる金儲けの手段や投機対象といった枠を超えて、人類という概念自体を次なる段階に進化させることすら可能な絶大な可能性が眠っていると考えています。

この様な仮想通貨の未来を考え議論することは非常に哲学的で好奇心をそそられることですし、また純粋にワクワクと出来る楽しいことです。

それだけに仮想通貨を取り巻く現在のインターネットでの言論状況は非常に残念なものです。

現在の仮想通貨に求められているのは哲学的な議論

本来であれば仮想通貨に関しては、吉本隆明や柄谷行人などが行う様な哲学的で思想的な議論が求められているのでいるですが、吉本隆明はすでに死んでしまってこの世にいませんし、柄谷行人は脱国家・脱貨幣運動であるNAM(New Associationist Movement)の実践に失敗しているため貨幣問題に関しては口をつぐんでしまいました。

New Associationist Movement – Wikipedia

New Associationist Movement(ニュー アソシエーショニスト ムーブメント、略称:NAM)は、2000年に柄谷行人の提唱によって結成され、2003年1月に解散した、日本発の資本と国家への対抗運動である。

提唱者の柄谷本人によると、『共産党宣言』後2年で解散した初代共産党のケースと同じく、解散後は固有名詞ではなくなり、一般名詞(文字通り、”新しいアソシエーショニストの運動”)になったという。

■原理
運動は大きな二つの柱からなる。

  • 内在的運動:『資本論』から柄谷が得た「資本が増殖する際に一度は売る立場に立たなくてはならず、そのとき、消費者としての労働者は主体的に振舞える」という考えに基づき、不買運動(ボイコット)を中心とした資本への対抗運動を展開してゆく。
  • 超出的運動:非資本制企業(協同組合)を創出してゆく。

■手法

  • 「中心はあってはならないが、なくてはならない」というアンチノミーを乗り越えるために、代表者をくじ引きで決める。
  • 「貨幣はあってはならないが、なくてはならない」というアンチノミーを乗り越えるために、地域通貨を開発し、メンバー内の各種サービスへの決済手段として用いる。

現在は仮想通貨という新たなテクノロジーの誕生によって、かつて柄谷行人がNAMで夢見た「国民国家と資本主義の連結の解体」という理想を実現可能な糸口が見つかりつつある状況となっており、それだけに柄谷行人から人文学的・哲学的な側面からの貨幣通貨に対する見解がほとんど聞こえて来ない現状は非常に残念です。

将来の仮想通貨の形態を模索する今現在のタイミングで本当に仮想通貨について語るべきは、イケダハヤトとかホリエモンとか与沢翼とか西村博之とかの金儲けの得意なインターネット起業家的属性の人間ではなく、吉本隆明や柄谷行人の様な硬派な議論を行う人文的な属性の人間なのです。

本当はかつて吉本隆明や柄谷行人が盛んに行っていた様な哲学的議論こそが、現在の発展途上の仮想通貨には求められているのです。

私から見て、現在も一線で活躍している言論者の中で仮想通貨について語る資格を有しているのは、強いて言えば、ちきりん、糸井重里などですが、彼らは金儲けの臭いのプンプンする仮想通貨などに対して言及することはあまり積極的ではありません。

そして、イケダハヤトとかホリエモンとか与沢翼とか西村博之など、名前を見ただけで金儲けの臭いのプンプンするインターネット起業家属性の言論者ばかりが仮想通貨を語る状況であるために、仮想通貨の概念が単なる金儲けの手段の様なものに矮小化して、仮想通貨本来の大きな可能性が市民に伝わらないでいる。

これは非常に残念なことです。

実際にはホリエモンは収監後は若干違った方面の活動を主にしていますが、世間からのイメージはどうしてもインターネット実業家であり「成金の人」というイメージです。

そして、もちろん仮想通貨が実用に耐えうるレベルまで進化し完全に実用段階に入れば、この様な実業家達が関わり現実的な事業として発展させていくことが必要ですが、まだ仮想通貨が未発達である現時点で求められているのはより硬派で哲学的な議論なのです。

仮想通貨の硬派な議論が望まれるところですが、未来予測をメインテーマとするこのブログでも、仮想通貨の未来などについて思い至る点があれば積極的に情報を発信していきたいと思います。

以上、「現在の投機的マネーゲームの延長線上には仮想通貨の本当の未来と可能性はない!今必要なのは哲学的議論」の記事でした。

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