ネット私刑は現代のフランス市民革命のギロチン刑。そして星野源の人気の理由の考察

現在の日本ではインターネット上で調子に乗って過ちを犯した個人を必要以上に非難・バッシングするネット私刑が激化しています。そしてネット私刑によるツイッターやブログの炎上は、フランス市民革命におけるギロチン刑の公開処刑を想起させます。


フランス革命でのルイ16世のギロチン処刑の様子

「ネット私刑」とは事件の加害者やその家族などの個人情報を、第三者がインターネット上に勝手に公開し、市民が私的に制裁を下そうとするインターネット上のリンチ行為です。

ネット私刑(ねっとしけい)とは – コトバンク

事件の加害者やその家族などの個人情報を、第三者がインターネット上に勝手に公開し、私的に制裁を下そうとする行為。

近年、集団暴行死事件や、いじめを苦に中学生が自殺した事件の加害者と見られる人物の実名や、写真、家族構成などが、第三者によってTwitterなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や、2ちゃんねるなどの掲示板に匿名で公開され、拡散されることがしばしば起こっている。SNSや掲示板は、第三者が自由に書き込みできるため、基の情報に追加情報や中傷等の書き込みが次々と加えられ、特定の個人に対する画像や文章を使った集団リンチのような状態となる。

ニュースサイト運営会社「J-CAST」が、2015年に実施したアンケート調査によると、ネット私刑に対するインターネットユーザーの意見は、「場合によるが、犯罪行為を行ったのだから仕方がないと思う」が約4割、「集団リンチをするべきではない」は3割以上であった。

また、拡散された情報には、デマや誤りも多く、実際に加害者の親族と誤認された人物の個人情報が公開されたり、事件とは関係ない人物が非難されたりすることもある。

近年は、未成年が集団暴行やいじめを引き起こす事件が多く、それらに伴うネット私刑が増えている。少年法61条では、少年(20歳未満の未成年者)が犯した事件について、名前や住所、容貌(ようぼう)など、その少年と推しはかることができるような記事や写真を新聞やその他の出版物に掲載することを禁じている。しかし、少年法は61条に違反した場合の罰則を定めていない。かつて週刊誌が独断で未成年の顔写真などを公開して話題となったが、インターネット上では、出版物よりも情報の拡散が比較的容易に行われ、また、情報の削除が難しいために、ネット私刑は、様々な面から問題視されている。

一方で「炎上」とはブログやツイッターなどのインターネット上の情報発信と言論がインターネットユーザーから袋叩きにされる状態です。

ブログ炎上(ぶろぐえんじょう)とは – コトバンク

ネット上の特定のブログに大量のアクセスや反論コメントが集中したり、そのためにそのブログを管理するサーバーコンピューターの動きが遅くなったり、パンクして動かなくなったりすることを比喩(ひゆ)的に呼ぶ言葉。単に「炎上」ともいう。自然発生的に起こるものもあるが、誰かが別の掲示板などで呼びかけることで人為的に引き起こされるものが多い。

不特定の読者がコメントを残せるブログ(SNSやニュースサイト、掲示板なども含む)では、常に炎上する可能性があるが、そこでの書き込みというよりはむしろ、著名人のテレビ・ラジオ・新聞・雑誌などというようなマスコミでの発言や行動に対応する形で誘発されることが多い。

このブログはアクセス数の乏しい弱小ブログですので、悲しいことに炎上以前にまずほとんど人目に触れることすらないために炎上したことがありません。

秘かに炎上狙いの記事も何記事か書いているのですが、悲しいほどに無風の毎日です。

イケダハヤトなどが「炎上ブロガー」と呼ばれますが、元々多くの注目を集める有名人や芸能人ならともかく、一般人が関心や怒りを煽って炎上を成功させるには相応のセンスと才能が必要なのです。

ブロガーに対して「炎上させてアクセスを集めているだけ」と簡単に批判する方も多いですが、その炎上させるということが誰にでも簡単に出来ることでは決してないのです。

私の様にリアルで陰キャラで、学生時代は教室の隅っこで本を読んでいてイジメすらされないレベルで存在を黙殺されていた様なタイプの人間は、結局ネット上でも炎上するどころか最初から透明な存在の様に注目もされず相手にすらされず、毒にも薬にもならない様な目立たない地味な存在として情報の海に沈んで行くのがインターネットの現実です。

ネット私刑や炎上の激化は一体何を意味しているのか

長い前置きと言い訳を書き終えて、ようやくここで本題に入りますが、私が考えていることは近年の日本でのネット私刑や炎上の激化は一体何を意味しているのかということです。

日本人はストレスが溜まっている。日本人は現実社会で抑圧されている。

当然ですがこれらの理由も大きいと思います。

ネット私刑や炎上は日常のストレスの憂さ晴らしという側面もあるでしょう。

他には単純に「面白いから」という理由もネット私刑や炎上の利用としてあるでしょう。

巨大匿名掲示板2ちゃんねる「なんJ(なんでも実況ジュピター)」の固定である八神太一の身バレネタなどは私も笑いました。

八神太一の身バレネタと炎上の詳細については以下のまとめを見て下さい。
https://sonshi.xyz/wiki/%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D%E4%BA%AE%E5%A4%AA

上のまとめを見ても分かる通り、やはり八神太一もリア充・ウェーイ系の陽キャラタイプの人間です。インターネット上でも、そういう現実で目立つタイプの人間が注目を浴びて炎上したりなどするケースが多いです。

そして、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のオマージュでこんな手の込んだ動画まで作られるなど八神太一は一種のインターネット上のアイドル的概念へと祭り上げられました。

【尊師MMD】君のコテハンは。

ほとんどプライバシー侵害の犯罪行為ですしやり過ぎですね。思い切り笑いましたが。

八神太一の炎上は一種のインターネット上のイジメでありネット私刑であると言えます。

ネット私刑は非リア充・陰キャラからリア充・陽キャラへの反逆

やはり2ちゃんねる(5ちゃんねる)には、私と同様にブログやツイッターではほとんど相手にもされずに黙殺され適応出来ない様な地味キャラ・陰キャラ・非リア充系の人間が多く集まっていますので、八神太一の様な陽キャラのリア充タイプの人間が私刑の標的になったのだと思います。

現実世界でもインターネット上でもほとんど相手にされない人間が、匿名掲示板でリア充の人間を集団でバッシングしたり笑い者にする。

私自身は八神太一の炎上には直接的には全く関わっておらず、まとめを読んだりネタ動画を視聴して笑っているだけですが、自分自身の気持ちを省みても、この様なクラスカーストを逆転する価値反転的な構造に爽快感と面白味を感じているという部分は大きいと思います。

そしてこの様なSNS炎上やネット私刑はただの笑いごとに止まらず、洒落にならないほどの大きな影響を与えるケースも散見される様になりました。

アルバイト従業員がアイスクリームを販売する冷蔵ケースの中に寝ころんだ写真をFacebookに投稿して炎上し、2013年7月15日にその従業員が勤務していた店舗がローソンのコンビニFC契約を解除された一件なども、SNSの炎上によって洒落にならないような結果に至ってしまった事例です。

コンビニ店員がアイスの冷蔵ケース内で寝転ぶ写真、Facebookに ローソンが謝罪、FC契約解除 – ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1307/15/news009.html

コンビニエンスストア「ローソン」店内でアイスクリームを販売する冷蔵ケースの中に従業員が入って寝転がる様子を撮影した写真がFacebookに投稿され、「不衛生ではないか」と騒動になった。ローソンは7月15日、「食品を取り扱うものとしてあってはならない行為」として謝罪し、店舗とのフランチャイズ契約を解約したことを明らかにした。

問題になった写真は、店内のアイスクリームを販売する冷蔵ケースの中に、Tシャツ・ハーフパンツ姿の若い男性が寝る形で入り込んでおり、友人が「もう22になる人が何をしゆがで!」「あえて言おう!カスであると!」といったコメントとともに投稿していた。写真に入ったロゴからローソン店内であることも分かるようになっていた。

この写真がネット掲示板などに転載され、店舗の情報や、写真に写った男性が店舗関係者の親族だといった情報が書き込まれるなどして“炎上”状態に。「ローソンのアイスは買わない」といった声もあり、同社への通報も相次いだようだ。

ローソンによると、この店舗は同社加盟店の高知鴨部店(高知市)。事実確認をした上で冷蔵ケースとアイスクリームは撤去し、(1)契約条項に基づき同店とのフランチャイズ契約を解約、(2)ケースに入った従業員を解雇させ、ほかの従業員への再教育、(3)15日午後5時からの同店の休業──を決めた。再オープンは決まり次第告知するという。

同社は「お客さまには大変不安・不快な思いをさせてしまいましたことを心より深くお詫び申し上げます。食品を取り扱うものとしてあってはならない行為だと反省しております。二度とこのようなことが起きぬよう、全社員・加盟店一丸となって信頼回復に努めてまいります」としている。

2013年8月に発生した東京・足立区のステーキハウス「ブロンコビリー」での炎上では、ツイッター投稿からネット民によって実名や住所、バイト先なども完全に特定され、該当の店舗が閉店に追い込まれた挙句、従業員に対して数1,000万円の賠償金が請求される事態にまで発展しました。

冷蔵庫に入りバイト先を閉店に追い込んだ学生 人生に悩み中 – NEWSポストセブン
http://www.news-postseven.com/archives/20130829_207930.html

最近相次ぐツイッターでの“悪ふざけ暴露”騒動のなかで、最も衝撃的だったのは、東京・足立区のステーキハウス『ブロンコビリー』での一件だろう。店側は、悪ふざけをした元アルバイト従業員に損害賠償請求を検討中。その額は、「最高で2000万円程度の請求が可能ではないか」(民事裁判に詳しい弁護士)という。

問題のアルバイト従業員・Aくんはバイト中の8月5日22時53分、ツイッターで<バイトなう 残り10分>と、つぶやいた。そして、そこにはキッチンの大型冷凍庫に入りこみ、顔だけ外に出しているAくんの写真も添えられていた。

今年8月はすでに悪ふざけ投稿が社会問題となっていたため、Aくんのツイッターはすぐに炎上し、プロフィール情報や過去のつぶやきからAくんの素性とバイト先がすぐに特定された。そして、Aくんの投稿した写真は、

<【拡散希望】!ブロンコビリーでバイトしている●●専門学校保育科の●●君がお店の冷蔵庫に入って遊んでるよ!!最近あれだけニュースで騒がれてるのに学習能力ゼロだね!!こんな奴に保育されたくないよね!!>

という文面とともに、瞬く間にネット上に広まった。Aくんが投稿してからわずか1時間足らずの出来事だ。

自分がその騒動の中心になっていることに気づいたAくんは、ここで致命的な失敗を重ねた。

<いちいち面白がってうぜーな。しらねぇーやつが面白がって拡散とかいってリツイートしてんじゃねーよ。しらねぇーやつなのにいちいちだりーんだよ>

これが一層、拡散と炎上を加速させる。翌6日の早朝には、ネットを飛び越えて、実際のバイト先の本社に苦情が殺到した。

「お客様から『アルバイト店員が冷凍庫の中に入っている』という写真がネット上でアップされているというご指摘をいただきました」(ブロンコビリー・広報担当者)

運営会社はAくんに事実確認をすると、すぐさま店舗の休業とAくんの解雇を発表。その日の全国紙の夕刊には、すでにこの記事が掲載された。同店は、冷凍庫の消毒作業をして、翌7日に再開する予定だったが、前出したAくんの火に油を注いだ発言によって、炎上の勢いは止まらず、店側に批判の声が相次いだ。

「会社としてどんな指導をしているのか」
「解雇だけでは生ぬるい。もっとAくんに厳しい処分をしろ」

こういった声を受けて12日、同店の閉店が決まった。その結果、Aくん以外の同店のアルバイト22人も職を失うことになった。はたしてそこまでやる必要があったのか。閉店の理由を、前出の広報担当者がこう説明する。

「食の安心安全はごく基本的なことです。消毒をして営業を再開しても悪いイメージがずっと残ってしまいかねませんから、閉店すると判断した次第です」

東海地方が本拠地のブロンコビリーにとって、この店は、関東での展開の足がかりとして期待されている店舗だったという。

自分がクビになっただけではなく、店まで閉店に追い込み、さらに損害賠償請求まで検討されている。もちろん、ネット上では、自分の顔や実名、住所、学校名までさらされたままだ。炎上騒動以降、Aくんは、家に閉じこもるようになってしまったようだ。専門学校の同級生は言う。

「すれ違う人全員から“あの騒動を起こしたヤツだ”って見られてるみたいに感じてしまうようで、怖くて外を出歩けなくなったみたい。親しい友達とも距離を置いているようですし…。Aくんは学校側から呼び出されて事情を聞かれたんですが、そのとき泣いていたみたいです。同級生のなかには、彼が学校にいるのが迷惑だし、就職に響くんじゃないかって思っている人もいて…本人も、今後、どうしたらいいか悩んでいるという話です」

入学してまだ4か月余りだが、退学を心配する同級生もいる。軽い気持ちでやった悪ふざけが、保育士になるという夢を諦めさせかねない事態を招いている。

店舗側がネット民の反応に対して企業側が余りに神経質に反応し過ぎ、必要以上の大事にしてしまったという印象を受けます。

この様な炎上を起こしクレームを入れるようなネット民は、なんJ固定の八神太一の身バレ炎上の件と同様に、面白半分でやっているだけですので、企業としては完全に無視するというのが適切な判断です。

しかし、真面目にクレームや炎上に取り合ってしまったことで、企業にとっても一人に人間の人生にとっても余りにも甚大なダメージを与える結果となってしまいました。

ただ、この二つの炎上事件の共通点として言えることは、炎上を起こした人間が明らかにウェーイ系のリア充の若者だということです。

顔にモザイクが入れられていますが、画像の表情やふざけて友達に写真を撮影させる状況などからして彼らが調子乗りのウェーイであることは明らかです。

学校の昼休みにリア充達が男友達同士でちょっとした悪ふざけをする延長で、バイト先で悪ふざけをして写真に撮影する。

この様なことは昔から当たり前にあったことでしょう。

しかし、現在の日本ではSNSが普及しているために、その様なかつてであれば個人で楽しんでいただけの悪ふざけ写真がインターネットで拡散されてしまう。

そして、私の様な学生時代は教室の隅っこの方で寝たふりをしていたり本を読んでいた様な非リア充の陰キャラの人間達が、面白くクラスの人気者だったリア充の陽キャラに嫉妬していた学生時代の苦々しい記憶へ復讐をする様に、SNSの投稿を炎上させ公開処刑する。

この様な非リア充・陰キャラからリア充・陽キャラへの反逆が、日本で激化しているネット私刑の実態です。

なんJ固定の八神太一の身バレ炎上に関連して、炎上の鎮静化を担当していた唐澤貴洋弁護士に対して殺害予告を行い逮捕された安藤良太被告(当時21歳)の画像が以下です。

「おもちゃだと思っていた」男性弁護士に殺害予告 無職男に懲役3年求刑 – 産経ニュース
http://www.sankei.com/affairs/news/160923/afr1609230008-n1.html

千葉県松戸市役所に対する爆破予告や、男性弁護士の殺害予告をしたなどとして、威力業務妨害や脅迫などの罪に問われた住所不定、無職、安藤良太被告(21)の初公判が23日、東京地裁(菅原暁裁判官)で開かれ、安藤被告は起訴内容を認めた。論告求刑も行われ、検察側は懲役3年を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求めて結審した。判決は10月21日。

事件の経緯は、インターネット掲示板「2ちゃんねる」で活動していた松戸市の男性が、氏名や住所を特定され、ユーザーの攻撃対象に。男性が弁護士に対応を依頼したことで、この弁護士も攻撃対象になった。弁護士に対しては、現在も掲示板上で頻繁に殺害予告が繰り返されている。

被告人質問で安藤被告は「弁護士をおもちゃだと思っていた。自分の行為がネット上で騒がれることに対して自己顕示欲もあった」などと動機を述べた。

論告などによると、安藤被告は平成27年2月、東京都港区の弁護士事務所に所属する弁護士の殺害予告を掲示板に書き込み。同年10月、同事務所の住居表示板(180円相当)を盗んだ上、28年2月、弁護士の名前をかたり松戸市役所に爆破予告をしたとされる。

また、同じくなんJ固定の八神太一の身バレ炎上に関連して唐澤弁護士への殺害予告で逮捕された福嶋誠也容疑者(当時20歳)の画像が以下です。

<脅迫容疑>ネットで弁護士殺害予告の派遣社員逮捕 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース
https://web.archive.org/web/20140511184222/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140508-00000038-mai-soci

インターネット掲示板「2ちゃんねる」に弁護士の殺害予告を書き込んだとして、警視庁サイバー犯罪対策課は8日、岡山県真庭市勝山、派遣社員、福嶋誠也容疑者(20)を脅迫容疑で逮捕したと発表した。

逮捕容疑は3月3日、弁護士の実名を挙げて「メッタ刺しにして殺す」と書き込んだ疑い。「この弁護士への脅迫なら捕まらないと思った」と容疑を認めているという。同課は昨年12月にも、同様の書き込みをしたとして大分県の高校生(17)を同容疑で書類送検している。

弁護士はインターネット上で名誉毀損(きそん)を受けた人の被害回復に取り組んでおり、2012年3月、2ちゃんねるに違法性がある書き込みをした人のIPアドレスを開示請求したところ、サイト管理者に自身の名前や肩書を公表された。以降、殺害予告や中傷の書き込みが約95万件確認された。

安藤良太被告も福嶋誠也容疑者もなんJ固定・八神太一の身バレ炎上に関係して、匿名ユーザーとしてネットリンチに加担していた側ですが、ウェーイ的でリア充的なSNS炎上者とは明らかに属性が違うことは、画像から一目瞭然に明らかです。

安藤良太被告も福嶋誠也容疑者も決して不細工という訳ではありませんが、画像から学生時代の休み時間はクラスの端の方で数人でこそこそ集まってカードゲームとかをしている典型的な暗いヲタクという雰囲気です。

ヲタクの友達すら1人もいなくて休み時間はクラスの一番隅っこで寝たふりをしたり本を読んで居たりしていた最底辺の空気の様な存在だった私よりはマシですが、安藤良太被告も福嶋誠也容疑者も明らかに非リア充・陰キャラのタイプであり、クラスカーストもどちらかと言えば下位の方でしょう。

そしてなんJ固定・八神太一の様なリア充でウェーイ的な陽キャラタイプの人間を、安藤良太被告や福嶋誠也容疑者の様な非リア充の陰キャラのネットユーザーが匿名で集団となってバッシングしている。

これが現在の日本のネット私刑やSNS炎上の現実的で生々しい実相なのです。

リア充であれば可愛い彼女とデートやセックスをしたりと、ネット私刑や炎上遊びなどよりももっと面白い遊びを現実に楽しむことが出来ます。

しかし、その様な現実世界の気晴らしや楽しみを持たない非リア充や陰キャラは暇な時間と孤独な虚しさを持て余し、SNSに悪ふざけの投稿をするリア充のウェーイ達を集団で公開処刑して人生に対する憂さを晴らす。

その様な非リア充の鬱屈した負のエネルギーが生み出しているのが、近年の日本のネット私刑やSNS炎上なのです。

ネット私刑は非リア充・陰キャラからリア充・陽キャラへの反逆である。

これが「ネット私刑や炎上の激化は一体何を意味しているのか?」という問いへの答えです。

ネット私刑やSNS炎上はフランス革命と同じ階級闘争

そしてネット私刑は非リア充・陰キャラからリア充・陽キャラへの反逆である。

という結論からさらに一歩論を進めると、つまりネット私刑やSNS炎上というのはインターネット上で行われている一種の階級闘争な訳です。

面白く明るく人気者のリア充を頂点として陰キャラの非リア充を底辺とするクラスカーストに対して反逆する陰キャラ・非リア充からの階級闘争。

これがネット私刑やSNS炎上の本質です。

この記事の冒頭に「ネット私刑によるツイッターやブログの炎上は、フランス市民革命におけるギロチン刑を想起させる」と書きましたが、つまりはそういうことです。

階級闘争の中での関係性や立ち位置を対比させると

ネット私刑されるリア充=フランス革命でギロチンにかけられた貴族や王族

ということなのです。

フランス市民革命は暴動やギロチン刑などによる物理的な意味での暴力的な革命でしたが、炎上とネット私刑でリア充達を仮想空間上で攻撃する精神的な意味での暴力革命です。

クラスカーストというリア充を頂点とする階級システムに対する反逆と闘争。

ここでの「クラスカースト」は単純に学校の教室でのクラスカーストのみならず、その延長としての恋愛市場などの実社会でのリア充至上主義を中心とした階級格差も指しています。

そして意識的にせよ無意識的にせよ、ネット私刑の参加者や実行者は根底に既存の階級格差を打破するというニーチェの言う所のルサンチマンに近い、一種の怨念の様な強い意志と使命感を持っています。

そのために、なんJ固定の八神太一の身バレ炎上の件で逮捕された安藤良太被告も福嶋誠也容疑者も個人的な人生の損得を省みずに、唐澤弁護士への殺害予告などの無茶が出来た訳です。

リア充を頂点とするクラスカーストの転覆は最終段階

この様にネット私刑はフランス市民革命のギロチン刑であると考えると、クラスカーストの底辺である非リア充から頂点に位置するウェーイなリア充への反逆は、ほぼ最終段階に入りつつあると言えます。

フランス市民革命で言えば、ルイ16世やマリー・アントワネットが1793年にギロチン刑で処刑されたことにあたるのが、2013年頃から急増したSNS炎上とネット私刑です。

そして、この様な非リア充がリア充に反逆し旧来のリア充を頂点としたクラスカーストを転覆するという階級革命を達成しようとしていることは、芸能界にも大きな影響を与えています。

それが現代日本のナポレオンである星野源の女性からの異常な大人気です。

星野源は現代日本のナポレオンであり階級革命達成後の新皇帝

歴史的な観点から、リア充を貴族や王族、非リア充を市民と見立て、炎上でのネット私刑をフランス市民革命におけるギロチン刑に見立てると、星野源はちょうどナポレオンのポジションに収まります。

バーゼル大病院のリュグリの研究によるとナポレオン・ボナパルトの身長は167cm(ナポレオン・ボナパルト – Wikipedia)、星野源の身長もちょうど同じくらいの168cmです。

それまではごく一部でのマニアックな人気しか無かった星野源の人気が徐々に表立って伸びて来たのも、日本においてSNS炎上とネット私刑が激化した2013年頃からです。

つまり、フランス革命において王族貴族が権力を転覆されたことと同様に、恋愛カースト上位であったリア充が革命によって権力を転覆されたことで、非リア充的でサブカル的な雰囲気の星野源が新皇帝として恋愛カーストの頂点に立つことになった。

それが近年の星野源人気の理由です。

厳密に言えば星野源の実態はリア充でしょうが、しかし少なくとも芸能人としてのパブリックイメージでは、星野源は「逃げるは恥だが役に立つ」で童貞でプログラマーの津崎平匡を演じるなど、典型的なリア充の様なウェーイ系とは正反対の存在である訳です。

星野源「非イケメン」なのに絶大な人気の理由 – 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/145059

『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系、以下『逃げ恥』)が、放送開始から回を追うごとに視聴率を上げ、1週間分の録画分を合わせた総合視聴率でも20%を突破。「最終的には30%に迫るのではないか?」と噂されるなど絶好調です。

ドラマを牽引しているのは、主演の新垣結衣さんであることは明白ですが、言わば彼女は約10年に渡ってヒロインを務めあげてきたトップ・オブ・トップ。成功は予想の範疇にすぎません。一方、相手役の星野源さんにとって、連ドラの準主役は初めてであり、その存在に注目が集まっています。

現在、平日に放送される連ドラの視聴率を支えているのは女性。その意味で『逃げ恥』の好調は、「ガッキーがかわいい!」「脚本が優れている」からだけではなく、星野さんに対する女性視聴者の絶大な支持が大きいのです。

ただ星野さんは、草食系の童顔で身長も168cmに過ぎず、特にイケメンでもスタイルがいいわけでもありません。また、これまで多くの関係者から何度となく「才能がないと言われてきた」そうです。それなのに、他の俳優を差し置いてこれほどの人気を集めているのは、なぜなのでしょうか?

星野源のルックスは塩顔のイケメンという見方も出来ますが、旧来の典型的なイケメンとは全く異なるということも確かであり、こんなことを書くと星野源の熱狂的ファンに刺されそうで怖いですが、かつてのキムタクなどの一昔前の人気イケメン芸能人と比べれば、どちらかと言えば私の様な陰キャラにも近い雰囲気です。

星野源と私では美しい音色を出すコウロギと薄汚いベンジョコウロギくらい全然違うという指摘がありそうですが、キムタクとかと比べると、どちらかと言えば似た属性の仲間同士であることは確かでしょう。

そして革命によるクラスカーストの転覆によって、かつての典型的なリア充は王座を追われ、星野源の様な非リア充的な雰囲気の芸能人が新皇帝として女性からも絶大な人気を得ることとなった。

  • 現代日本のクラスカースト=フランスの貴族階級社会
  • 炎上とネット私刑=フランス市民革命における暴動とギロチン刑
  • リア充やウェーイ系=王族や貴族
  • 非リア充や陰キャラ=市民や平民
  • 星野源=ナポレオン

という構造を仮定することで、星野源の異様な女性人気などの現代日本における事象までもが、すっきりと論理的に説明できるわけです。

どうでしょうか。

ここまで明解かつ論理的に星野源の異常な人気の理由、そしてなぜ2013年以降に星野源の人気が爆発したのかを社会学的に説明した論者はいまだかつて存在していないはずです。

リア充と非リア充の階級闘争という社会学的な側面から見ることで、なぜ星野源がこれほどまでに爆発的に売れたのか、その理由が明瞭に浮かび上がって来るのです。

旧来の階級が覆されつつある日本の現状については以下の記事も書いています。もし興味があればお読みください。

参考:今の世間で見下されている存在が10年後の未来では羨望と憧れの対象となり得る

以上、「ネット私刑は現代のフランス市民革命のギロチン刑。そして星野源の人気の理由の考察」の記事でした。

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