今の世間で見下されている存在が10年後の未来では羨望と憧れの対象となり得る

今の世間で見下されている存在が10年後や15年後の未来では羨望と憧れの対象となり得る。

ですので、今現在の世の中の価値観や雰囲気に振り回されてはいけません。

10年前の日本では引きこもりは完全な負け組とされていて、「働いたら負け」という名言を吐いたニート君は笑い者でしたが、今の世の中では社畜は負け組という考え方が完全に浸透し、引きこもりながら株やブログなどから生活していけるだけの収入を得ている引きこもりが最高の勝ち組であり、庶民の憧れの存在とされつつあります。

「働いたら負け」と正論を言って笑われて見下されていたニート君は結局正しかった訳です。

公務員という就職先もバブル時代は見下されていた

公務員と言えば現在の日本では「安定給与で雇用の権利も国からされている世の中の勝ち組」という世間の評価です。

しかし、かつて日本経済がその繁栄の頂点を極めていたバブル時代では、公務員は「給与が安い」と馬鹿にされるなど、好況で活気づく華やかな民間企業と比較して地味でつまらない就職先とされ、就職活動を行う大学生達からも過小評価される風潮が蔓延していました。

バブル時代 – Wikipedia

民間企業の業績・給与がうなぎ上りだったことに比べ、景気の動向に左右されにくい公務員はバブル景気の恩恵をさほどには受けなかった。このため「公務員の給料は安い、良くて平均的」といった風評が大学生の間で蔓延して、「公務員はバカがなるもの」と見下されがちだった。とりわけ地方公共団体には優秀な新卒が集まりにくく、各団体は公務員の堅実性のPRを積極的に行った。

バブル期当時の日本では、敢えて華やかな民間企業には行かない様な地味で堅実志向の学生や、志望の民間企業には採用されなかった学生が就職する進路が公務員だったのです。

以下のツイートでは、「バブル時代の公務員は“民間で稼ぐ覇気のないダメ男”という扱いだった」「公務員試験に合格してもみんな辞退した」などという話もあるくらいですので、バブル期当時の若者の間でいかに一般の公務員が軽んじられて馬鹿にされる存在であったのかが伺い知れるかと思います。

しかし、当時はこの様に「負け組」の様な扱いだった公務員は、バブル崩壊の後長らく景気低迷が続くその後10年の間に、華やかな民間企業に就職して彼らを「地味」と馬鹿にしていた当時のチャラい若者達を逆転し、完全なる日本社会の勝ち組となりました。

参考:バブル景気に浮かれず民間ではなく堅実に公務員になった人間がバブル世代の勝ち組

バブル期当時に好況に浮かれる周囲の風潮に惑わされることなく、バブルに浮かれるチャラチャラした若者達に見下され馬鹿にされながらも安定職である公務員を志望した学生達は、時代の先を読む目を持っていたのです。

今憧れられている存在ほど10年後の未来は危ない

この様に今の時代は見下され馬鹿にされている存在が10年後は憧れと羨望の対象になり得る。

それは逆に言えば、今の時代は憧れて羨望される様な存在は、10年後は「〇〇〇はオワコン」と言われ世間から哀れまれる様な惨めな存在となり得るということでもあります。

  • 安定職として憧れられている公務員
  • 将来安泰の大企業の正社員
  • 真面目な仕事というイメージの銀行員
  • 華やかなイメージのテレビ局社員
  • 世界を股にかけて活躍する商社マン

現在の日本では上に挙げた様な仕事や職業が憧れの職業とされていますが、私は逆にこれらの仕事や職業は今後10年~15年後の日本では、非常に将来性が危ういと予測しています。

参考:行政職・事務職の公務員はAI導入が進む現代ではフリーターより将来が不安定です!
参考:大企業の正社員はAI導入が進む現代ではフリーターより将来が不安定です!
参考:今後のテレビ業界は右肩下がり。新卒でのテレビ局への安易な就職はおすすめできない

実際に2017年現在から10年ほど前の日本を思い出して下さい。

その当時、憧れの就職先とされていた企業にはどの様な企業があったでしょうか。

2009年度に発表された大学生就職人気企業ランキングでは、理系学生の就職人気ランキングであのトヨタ自動車をも上回り上位に君臨していた憧れの人気企業がありました。当時、液晶分野の好調によって躍進していたシャープとパナソニックです。

2009年度大学生就職人気企業ランキング調査結果発表 – マイナビ
https://saponet.mynavi.jp/wp/wp-content/uploads/2016/11/kigyourank_2010.pdf

■理系総合ランキング:上位10社

順位 企業名 得票
1 ソニー 503
2 パナソニック 460
3 資生堂 422
4 サントリー 356
5 味の素 352
6 シャープ 343
7 トヨタ自動車 330
8 旭化成グループ 289
9 キヤノン 279
10 カゴメ 276

この二社が現在どの様な状況にあるか、経済ニュースをご覧になってる方であればご存知でしょう。シャープとパナソニックの二社とも、かつて好調だった液晶分野の大不振によって深刻な経営危機に陥っています。

シャープ経営危機 根本原因は? 競争激化、主力の液晶不調 – 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/economic_confe/list/CK2015042402000145.html

テレビ事業の不振などで二〇一二年に経営難に陥ったシャープが再び危機に直面している。液晶パネルや太陽電池事業が苦戦し、一五年三月期の純損益は二年ぶりに赤字に転落する見通しだ。再建に向けて大規模なリストラを実行する方針だが、本当に再建できるのか。経営不振の根本的な原因は何か。(伊藤弘喜)

Q シャープの経営はなぜ苦しいの。
A 売上高の約三分の一を占める液晶事業が不調なのが大きい。ここ二年ほど堅調だったスマートフォン向けの小型液晶パネルの価格が、中国で昨年ごろから下落しはじめて苦しくなった。タブレット端末向けの中型液晶パネルの需要も伸びていない。

Q 復活の兆しがみえていたはずでは。
A 近年はテレビや太陽電池事業の不振をスマホ向けの液晶事業で穴埋めしてきたが、この分野も不振に陥り苦しくなった。

Q 急に業績が悪化したのはなぜ。
A シャープは省エネに優れた液晶「IGZO(イグゾー)」や精細な液晶「LTPS」など業界屈指の液晶技術を築いてきた。だが中国などで多く売れるのは、高価格・高機能の製品より価格が安い製品。低価格で売り込む国内外のメーカーに追い上げられている。追加の投資で、また新しい技術を構築したいところだが、過去の経営危機の影響で資金面の余裕もない。

Q 液晶以外の事業はどうなの。
A 液晶に次ぐ規模の太陽電池事業も、政府が太陽光発電の買い取り価格を下げる制度変更を実施して需要が細り、採算が悪化した。海外メーカーとの競争も激しい。

「もはやうちは負け組」と社長が危機宣言—2期連続で7,500億超の巨額赤字を計上したパナソニックは倒産寸前から復活した日産のV字回復に学べ – 現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33958

「普通の会社ではないと自覚するところからスタートしなければならない」

「過去の投資判断に課題があった」

「もはやうちは負け組である」

パナソニックの津賀一宏社長は10月31日、2013年3月期第二・四半期決算発表の席上でこう語った。

同時に発表した2013年3月期通期の業績見通しでは、当期純損益を500億円の黒字予想から一転、7,650億円の赤字に引き下げ、63年ぶりの無配に転じる。パナソニックは前期も製造業では過去2番目に大きい7,721億円の当期純損失を計上、同社のような「優良企業」が2期連続の巨額赤字を計上するのは日本の企業史の中でも異例のことだ。

人員削減などのリストラによって本業の儲けを表す営業利益はどうにか黒字を確保したものの、営業外損益で事業構造改革費4,400億円を計上、さらに繰り延べ税金資産を4,125億円取り崩すことで巨額の当期純損失に陥った。

事業構造改革の主な内容は、携帯電話事業や買収した三洋電機のリチウムイオン電池や太陽電池の不振・事業縮小によって発生した減損処理(のれん代計上)に伴うもの。中村邦夫前会長(現相談役)時代から大坪文雄前社長(現会長)時代にかけての投資判断の誤りやM&A戦略の失敗のツケを払わされている形だ。

この様に、たった10年の間にこの世の中の潮目は180度変わる。トヨタを上回る人気を誇っていた業績好調の大企業であっても、たった10年間の間に奈落の底へと突き落とされる。それが今の日本が迎えている激変の時代なのです。

時代を先取りして敢えて見下される存在を極めるのも手

この様な激変の時代の中で、時代を先取りするために、敢えて世間で見下される存在を極めてみてはいかがでしょうか。

  • 職業は非正規雇用のフリーター
  • 学歴は中卒か高卒
  • 童貞で彼女無し
  • エロゲヲタクでアイドルヲタク
  • 変態でキモヲタ

これらを徹底的に極めることで10年後には逆に「フリーターで高卒で童貞でエロゲヲタで変態なんて素敵!」と女子大生や女子高生達の憧れの存在になっているかもしれません。

西に進んでインドを目指した大航海時代のマゼランの様に、正攻法のルートから普通に目的地を目指すのはでなく、逆に完全な裏側から回って目的地に到達するというマゼラン戦法です。

投資の世界にも「人の行く裏に道あり花の山」という格言があります。

人の行く裏に道あり花の山 – 日本証券業協会
http://www.jsda.or.jp/manabu/proverb/contents/proverb03.html

株式投資の格言といえば、何をおいてもまず出てくるのが、この言葉である。投資家は、とかく群集心理で動きがちだ。いわゆる付和雷同である。が、それでは大きな成功は得られない。むしろ他人とは反対のことをやった方が、うまくいく場合が多いと説いている。

大勢に順応すれば、確かに危険は少ないし、事なかれ主義で何事によらず逆らわないのが世渡りの平均像とすれば、この格言、多分にアマノジャク精神に満ちている。だが、人生の成功者は誰もやらないことを黙々とやってきた人たちであり、欧米では「リッチマンになりたければ“孤独”に耐えろ」と教えるのが通例。人並みにやっていたのでは、人並みの結果しか得られないというわけだ。

この格言の様を胸に刻み敢えて世間で見下される存在を極めて、10年後に「フリーターで高卒で童貞でエロゲヲタで変態なんて素敵!」と女子大生や女子高生達の憧れの存在となれるように頑張ってみてはいかがでしょうか。

「派遣社員」という10年後の未来の勝ち組の生き方

「派遣社員」という言葉を聞いた時、どの様なイメージを思い浮かべますでしょうか?

給与が低い、昇給しない、キャリアアップ出来ない、将来が不安定、搾取される、人並の生活が送れない、落ちこぼれた大人、社会の負け組…

というのが多くの方にとって派遣社員のマイナスイメージだと思います。

どちらかと言えば、弱者として哀れまれ負け組として見下されるポジション。

それが現在までの派遣社員のイメージです。

しかし、この様な派遣社員のイメージも覆されつつあります。

正社員は昇給があるというイメージがありますが、現在の日本ではむしろ正社員の方が派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用者よりも賃金の上がらない時代に突入しています。

政府の発表する統計などデータからこれは100%疑いのない事実です。

むしろ現在の日本では、極一部の恵まれたホワイト大企業以外では、かつては人並み以上の安定職の勝ち組と思われていた正社員こそが「負け組」になろうとしているのです。

そして一方でIT技術者などの専門分野では、派遣社員でありながらも技術やスキルを磨き続けてステップアップをして、普通の正社員よりも多くの収入を得ることが出来るキャリアというのも確立されようとしています。

この様にIT業界などの先進的な分野では、給与の面やワークライフバランスなどの面でも、派遣社員こそが正社員よりも真の勝ち組である時代がすでに到来しつつあるのです。

「正社員幻想」というカビの生えた古臭い常識を捨て去って下さい。

10年後の未来では、当たり前の様に「派遣社員こそが勝ち組」とされる時代となっています。

以上、「今の世間で見下されている存在が10年後の未来では羨望と憧れの対象となり得る」の記事でした。

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